ある日を境に、
紫先輩が来なくなった
部活どころか、
学校にも来ていないらしい
でも、無断欠席とかウチの学校では普通にあったりするから、
誰も特には気にしていない。
先生も、
「紫のことだから、ちょっとは休みたい時もあるだろ」
とか言ってるらしい
確かに、もう自分のことは自分で管理できる年齢ではある
紫先輩だってたまには休みたいことだってあるかもしれない
でも僕は、
なにか、いけないようなことが起こっている気がする
なぜなら
橙先輩も来ていないからだ
橙先輩が来ていなから、というのは可笑しいかもしれない、
普通にお互い、たまたまなのかもしれない。被ってしまっただけなのかもしれない
でも何故か、嫌な予感がする
「ねぇ赤くん…」
「ん、?どしたの青ちゃん?」
「紫先輩、どう思う?」
「どう思うって、、?」
「全く来ないじゃん?」
「あぁ…」
どうやら赤君もなにか感じていたみたい
「橙先輩も来てない、って言うのがねぇ…」
「やっぱそこ気になるよね」
「…紫先輩の家凸る?」
「えっ、、は?」
僕は驚きを隠せず、空白の時間が生まれる
「居なかったら橙先輩の家」
「赤くん?」
「ん?」
「それ本気?」
「うん」ニコッ
そんな満面の笑みで答えられたら、、
この子、恐ろしい…
僕もいつか凸られるかも…
…え?!てかアポ無しってことだよね??
僕だったら無理なんだけど?!
…ってな訳で(いやどんな訳だよ)
えぇ…只今、紫先輩の家の前でございます。
「え、赤くん?ほんとにもう行くの?」
「え、?逆に家の前まで来て帰るの?」
「それもそうか、、」
ヤバいって本当に、、
大丈夫なの?!
「…ってか青ちゃんてさ、意外に心配性って言うか、臆病?だね。」
「おい?そんなんだったら剣道やらんぞ?」
「よくそれで部活とかできるよねぇ…」
うん?なんか話が噛み合ってないような…
ピンポーン…ピンポーン
「え゛、待って早すぎr」
「しっ!静かにしてて!」
えぇ…?
……To be continued
コメント
5件
え、いいじゃん…赤君かっこよすぎ…(←ちょっとおかしい)
う” 好き♡♡ 1話から見てきましたぁ!おれおはやっぱ神なんだよな✨✨続き楽しみに待ってます!!