コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ベビーフェアを出てすぐの休憩スペースに来た。
ベンチに座るさゆり。
母(トイレ行ってくるから待ってなさい、どこにも行かないでね)
目の前のベビーフェアが眩しい。
ポップに彩られたそのフェアは子どもが好きそうな感だ。
スマホゲームをしているさゆり。
そこへ先程のスカウトの人達が
(いたいた)
さゆりを探していたようだった。
(ママは?1人?)
(はい…)
と応えると
(お姉さんたちにもう少しお写真撮らせてもらえないかな?)
(どう?ダメ?)
大人4人に囲まれ、断れるような雰囲気でなく撮影を承認してしまった。
撮影スペース
(すぐに撮影はじめるからお願いします )
間もなくカメラだけではなくビデオでも撮影されていった。
スカウトの女性がさゆりのオムツを替えたり着替えさせたりして、撮影がすすんでいく。
長く恥ずかしい撮影の時間が終わる。
(ありがとうございました)
とスタッフたちに言われ、母の存在を確認したさゆり。
母(ご迷惑かけなかったですか?)
女性たち(いい子にされてましたよ)
いい子。
との言葉に多少ひっかかりながらも母と撮影スペースを出ようとした時
(撮影長かったけどおしっこ大丈夫だったの?)
そう言われ我に返る。
何度もオムツ替えをされたせいで麻痺していた体。
漏らしてはいなかったものの多少の違和感はあった。
何も答えないさゆりに
女性(おしっこしちゃったかな?)
と言われてしまい、自然と母がオムツを確認する体制になる。
母(あら!こんなにしちゃって! )
いつの間にか漏らしてしまっていたが全くそれにきづいていなかったさゆり。
女性(よかったらこれ使ってください)
差し出してきたのは、
卒業パンツ
オムツの卒業の練習ようの女児パンツだった。
吸収帯がついているのは言うまでもない。
サイズはさゆりの体に合う140だったものの女児が好きそうな絵柄がプリントされていた。
(でも…)
と申し訳なさそうな母に対して
(お礼もあるので使っていただいて大丈夫です)
そう言われると、さゆりのおむつカバーと紙おむつを外していく。
母(拭いてあげるからスカート上げなさい)
言われるがまま両手でスカートの裾から持ち上げ、おもらしで濡れた部分を拭いてもらう。
卒業パンツを履かせてもらいながら膝まで上げられた時
(布おむつもつかいますか?)
と女性が言いながら母に布おむつを渡していた。
卒業パンツは吸収帯がついているものの、完全なおもらしには対応しきれないので、その中に布おむつが当てられてしまう。
それを履かさされたさゆり。
オムツよりは薄く感じたものの、履きなれない卒業パンツに少しの不安と違和感を感じていた。
お互いにお礼を言い、粗品として撮影協力の品物を受け取る。
母(可愛い服もらったのね、よく似合ってるわよ)
と言われ来ている服をみてみると
胸の所に女子服のブランド名が書いてあるもので大人が着るそれとはかけ離れているものだった。
(えっ)
びっくりしたものの脱ぐ訳にも行かず、ベビーフェアをでていく。
休憩スペースのベンチには妹や親戚たちがいてさゆりの帰りを待っていた。
時間は19時になろうとしていた。
(遅くなっちゃってごめんね、ご飯食べて帰る? )
と母。
既に自宅に電話で伝えておいたと言うおばさん。
母も家にいる父の携帯に連絡した。
エレベーターホールにいる6人。
大量の荷物のさゆり達。
幸いエレベーターに同乗する人はいなかったものの、中はパンパンに近くなっている。
(さゆりちゃん今もオムツしてるの?車乗る前におしっこ行く?)
とおばさん。
(さっき取り替えたとこだから大丈夫じゃない?)
と23才の幼児に対して話している。
エレベーターを降り車のところに来た。
(そのままじゃご飯行けないでしょ、着替えちゃいなさい)
と母に言われるも普段来ている大人用の着替えは持ってきていない。
母はさゆりに服を脱ぐように命じると、フェアで買った服を開封し取り出していく。
(え!?それ着るの?)
とゆうさゆりの抵抗を無視し
(早く脱ぎなさい!)
とさゆりの着ていた服を脱がしてしまい、オムツとブラジャーだけにされてしまった。
(何買ったっけ?)
と考えるさゆりの心を読んだかのように
(ご飯食べるところでオムツ見られたくないでしょ)
と有無を言わさずロンパースを着せていった。
(やだっ)
とモジモジするさゆり。
(ロンパースだったらオムツ見られる心配ないでしょ!スカートも履かせてあげるから我慢しなさい!)
拒否権を与えない母はロンパースを着せてスカートで股のボタンを隠すようにしていた。
もちろん姪たちは普通の女児服である。
ロンパースを着たところでオムツの膨らみが隠せるわけもなく…
母親にスカートをはかせてもらった23才児は車に乗りデパートから別のご飯屋さんまで行くことになった。
数分後、とあるレストランにつく一行。
休日の食事時とゆうこともあって何人かの先客が待っているようだった。
待合所の椅子に座る6人。
女児用スカートは丈が短く裾からロンパースの股についているボタンが見えてしまいそうになっていた。
30分ほど待っていた頃、さゆり達の名前が呼ばれ、案内された席につくことができた。
スタスタと歩く5人に対してオムツが気になり足が進まないさゆり。
ロンパースはオムツを当てて着ることが前提に作られているので股のところに余裕があり、立つと垂れ下がってスカートの裾から少しだけ見えてしまっていた。
さらに、布おむつはあてているものの、卒業パンツでは一途の不安がさゆりを襲っていた。
注文して間もなく料理が運ばれてきた。
店員(よろしければどうぞ)
と子供用の食器が運ばれ、姪とさゆりの前に置かれる。
母(さゆりよかったじゃない、赤ちゃんと思われてるからオムツでも大丈夫そうよ)
そう言うと
(赤ちゃんじゃない!)
と姪が駄々をこね始めた。
それもそのはず、姪は幼稚園児ではあるもののオムツではなく布パンツなのだから。
(ごめんねー赤ちゃんはさゆりちゃんだけだよねー)
となだめていた。
母に子供食器にうつしてもらいスプーンで口に運んでいく。
母(こんなにこぼしちゃって!何歳なの!)
よく見れば・ロンパース・には食べこぼしの後があって、食べこぼしエプロンをしていなかったことに後悔ささられる。
かといってお店でエプロンをする訳にも行かないので気をつけていたつもりだった。
母に食べこぼしの後を拭かれている姿は幼児のソレとかわらないものだった。
とさゆりの上にコップが倒れ飲み物が全てこぼれてしまった。
それはスカートはもちろんロンパースもびっしょりと濡れていることを表していた。
慌てて走ってくる店員
(お怪我はありませんか?)
さゆりの服を拭きながら
(だいじょうぶ?いたくない?)
と、声をかけている。
(お母様、着替えはございますか?)
母の顔を見て言うと
(車にあるので着替えさせます)
そう言うと濡れた服のまま車のところに連れていかれるさゆり。
待合室には多くのお客さんが待っていてその中を通って車のところに行く。
(お着替えしましょうね)
怪しまれないようになのか赤ちゃん言葉で話す母。
車の外でさゆりの服を脱がせると
(シートの上に乗りなさい)
小声で耳打ちすると、小さな体が車のリアシートの上に仰向けになる。
(オムツ替えてあげるから)
と卒業パンツをおろしていく。
濡れていなかった卒業パンツだったものの、
(オムツの方が安心でしょ)
紙おむつと布おむつ、おむつカバーをさゆりの体に当てていった。
モコモコになってしまったさゆりの下半身。
デパートで買ったばかりの女児服を着せられ店内に戻って行った。