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玲央は私と気が合うって感じてからずっと片想いをしていたという。
そういえば、前の彼と別れた後は玲央とあまり連絡とってなかったし、今の彼とは何年も付き合ってたから隙はなかったかな。
かといってどこに私の良さがあるのだろう。
なんで?こんな私のどこがいいの?
嬉しいような、辛いような、苦しいような。
自分にも玲央しかいないと思う時が何回もあったから、どうして…
もっと早くに気がつけばよかった。
今の彼氏とはどうするの?って聞かれても、別れる度胸もなければどうでもいい。
玲央とのことだって、あまり深くは考えてなかった。
でも、体が勝手に。
玲央に触れた。気づいたら1分ぐらい玲央に抱きついていた。
玲央には手すら触れたことがなかったのになんでだろう。
気がつけば玲央のことばかり考えてしまっていた。
いつものように家に帰って、家事をして、仕事をして、寝て。
この生活を結婚したらずっと続けなければならないと苦痛だったのに、玲央とならやっていけそうな気がした。
好き、なのかもしれない。
私はいつの間にか浮気をするクズ女となっていった。
これくらいならいいだろう、とどんどん歯止めが効かなくなった。
自分の意思とは反する何かが心にあり、自暴自棄、ムキになっていたのかもしれない。
玲央に他の女性の影があるのかないのかも知らずにのめり込んで行った。
これじゃあいつもと同じ…
かと言って、今の彼にすぐ別れようと言えるぐらい、情が薄いものでもなかった。