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都市王──偽名は“瀬石 織姫”──は、今日から百鬼学園弐年参組の仲間入りを果たす。
織姫(※都市王)「先に外出とくで〜」
ガチャ…
織姫「……は?」
何故かそこにいたのは、十王の1人で、
五道転輪王「おっはよ~セーラー似合ってるね〜」
織姫──いや、“都市王”の同僚の五道転輪王。
織姫「……何で──」
五道転輪王「セーラーとは尊きものっ!」
織姫「……どうした輪、頭でも打った?」
彼女は、まだ知らない。この後出会う担任が、五道転輪王以上のセーラー服好きだということを……。
織姫「それより何で、何でお前がここにおんねん!」
五道転輪王「閻魔から話は聞いた!亡者の追跡だけじゃなくて、妖怪のこと見るなんて、大変だねー」
織姫「お前、絶対思ってへんやろ……煽りに来たんやろ……」
五道転輪王「酷いなぁ」
織姫「とりま帰れ……そして仕事しろ……」
五道転輪王「てか偽名の酷さよ。名字は名簿順で“アイツ”の後ろになってるし、マトモだけど、織姫て。」
織姫〔話逸らされた……〕
とにかくマシンガントークをする五道転輪王。まあ、いつも通りだが。
織姫「閻魔が勝手に決めたやつやし、文句言われてもなぁ……。」
五道転輪王「……最悪やね。リボンも相まって、これじゃ過去の──」
そこで意味深なことを言う五道転輪王。しかし途中でハッとして、
五道転輪王「……あ、そっか。アイツ、記憶──……。」
織姫「???」
五道転輪王「……いや、忘れて!」
織姫「いやいや、誤魔化そうとすんなし」
そこに、ちょうど現れたのは
五月「瀬石ちゃん、その人誰です?」
五道転輪王〔助かった……〕
五月 姫──織姫のルームメイトかつクラスメイト。妖怪・滝夜叉姫
織姫「あー、……前の学校の知人」
五道転輪王「知人だなんてひどいなあ。私はと──織姫のこと、大親友だと思ってたのに。今日も転校した大親友が心配で心配で、学校サボってまで来てあげたっていうのに!」
一応言っておくが、五道転輪王は学校には通っていない。すでに成人(?)している。
五月「……なら、“仏様”なのです?」
五道転輪王「そうだよ!阿弥陀如来っていう仏だよ!」
五道転輪王が色々ほざくので、織姫は一刻も早くこの場──というか五道転輪王のもとを離れたくなった。
織姫「……そろそろ行かんとヤバない?」
五月「本当ですね!」
五月は五道転輪王を見て、笑顔で言う。
五月「阿弥陀如来ちゃん、瀬石ちゃんのことは任せるです!」
五道転輪王「……うん」
五道転輪王〔妖怪なんて信用できるかよ〕
五道転輪王は猫を除き、妖怪のことが嫌いだ。だから五月のことも信用していない。
けれど──
五道転輪王「じゃあいってらっしゃーい」
密かに願う。
五道転輪王〔あの子に、都市王──いや、織姫の心の拠り所となるような、そんな親友になってほしいね〕
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やっと妖はじキャラを出せたよ〜ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪ 次回やっと、百鬼学園が出てきます!
そして主人公の名前が……! 正体分かりやすいかも……こういうのも、たまにはいいよね(圧)
そうだ、なぜ五道転輪王が阿弥陀如来を名乗ったのか、ぜひ調べてみてね。
次次回予告(次回じゃないんかい):ナレーターに危機!?
……いや、ナレーターに危機て。あーでもナレーターを危険に晒す人、正体凄いからね〜
とにかくやりたい放題です!次回も次次回もお楽しみに〜!(((んだコイツ五道さんよりヤバいわ
宿題終わんなくてヤバい
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【キャラ紹介】
都市王
我らが主人公。
十王の玖番目の王。ちなみに今更だけど、捌〜拾番は女性。
常識人寄り。何か過去に秘密があるようで──?
学園の調査のため、“鏡の付喪神”の“瀬石 織姫”と名乗る。肯定寄りの妖怪否定派。
ちなみに十王として活動する時はこんな感じの見た目↓
五道さんには申し訳ないけど、僕はこっちの見た目のほうが好き。