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あの女王様は正気じゃないわ！
なんで自分の仲間を…
しょうがないわ、私が皆を助けなくちゃ！！
―法廷―
女王様！貴方のしていることは行けない事なのに何故そんなことを！
「お黙り！私がこの国で一番偉いんだ！！」
そんな事は無いじゃないの！みんなの意見も聞くべきよ！
「うるさい！トランプ兵、その小娘の首をはねろ！！！」
嘘でしょう！？早く逃げないと！
ザッザッザッ
このままじゃ追い付かれちゃう！
何処かに隠れないと…
(オレさ、チェシャだよ)
まぁ！助けてちょうだい！死んでしまうわ！
(じゃあ、こっちに着いてきて。いい所を知ってきるから。)
分かったわ…
―移動中―
ねぇ、ここは何処…？
薄暗いし、何だか嫌な雰囲気よ？
(大丈夫、此処を抜ければとっても素敵な所があるさ。なぁ？ハッター)
ハッター？何であの人が…
(そうさアリス、ボクはここに居るから、心配せずにチェシャについて行くといい。)
ハッターまで…。まぁ、そうよね。
あんな事が起きたばっかりだもの。こんな気分にもなるわよね！
だけどこの道何処かで…
(ここだよアリス。ほら、とても素敵だろう？)
赤い薔薇？たしかに素敵だわ。だけど、この奥とても嫌な感じ…
(アリス先に進もう？ここでは追い付かれてしまう。)
え！？もうそんな近くに来ているの！？
ハッター待って！私はそんなに早く走れないわ！
ザッザッザッ ガサガサ
草が刺さって痛い！！けど、追いつかれるよりかはマシだわ！
(アリス頑張って、もう少しだ！)
疲れたわ、だけど、もう少し…！
(着いた！此処だよ)
やっとなのね？良かった。後ろからはもう来ていないわ。
(さァ、アリス前を見て…)
前？分かったわ。
ひっ!何よコレ…。どういう事なの！？
それにこれは、私を追いかけていたトランプ兵！！
もう原型が分からないわ！
それに…その赤いのは何？
((遅かったね、僕らの女王様！次のアリスを決めないと！))
皆どうしちゃったの？
なんで私のことを、「女王様」なんて…
それに次のアリスって何よ！？アリスは私だわ！
((ボクらのアリス、ボクらの可愛いお姫サマ。
ずっとずっと一緒だからね。))
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