- ̗̀⚠︎ ̖́-
nmmn
本人様とは関係ありません
暴言、暴力表現あり
年齢操作
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
桃 17 兄
双子
橙 17 弟
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
橙side
今日も桃ちゃんと学校に行って
クラスで別れて、教室に入ればいつもとは
違う空気が漂う。
俺には関係ないと思い、席に座り
暇つぶし程度に教科書に目を通す。
気になったページを読み進めてると
急に後ろから細い棒のようなもので
頭を叩かれる。
橙『いった、……なんで叩くの、……』
M『さぁ。理由はないよ。』
橙『痛いんだけど…』
M『なに。本気になっちゃってんの?w』
橙『いつもより酷いやん…俺なんかした?』
M『橙だからだよwガチになんなよw』
橙『は、?…意味わかんない…』
M『まぁまぁ、w落ち着けw』
そう言って、俺の肩を強く叩き去っていく。
俺の中にはこれかなと思うものすらなかった。
俺はクラスの中でもいじられキャラだけど
こんなに強くされたことは初めて。
でも、原因は分からない。
何もしてないし、さっき叩いてきたやつは
あまり俺との接点がないやつ。
だから、何故こんな強く叩かれたのかは
俺にもわかんなかった。
そんなモヤモヤを抱えながら午前中の授業を
終わらせ、桃ちゃんと合流しお弁当。
桃『橙、なんかあった?』
橙『…いや、なんもない。』
橙『少し、体だるいだけ。』
桃『保健室行く?』
橙『いや、…大丈夫。』
桃『そ、?…まぁ、無理はすんなよ』
橙『分かってるよ、w』
そんな会話をしてたら、チャイムがなり
また、それぞれの教室へ。
俺が教室に入れば、さっきまで騒がしかった
教室が一気に静まる。
静まった教室に聞こえるのか
コソコソと話している俺への悪口。
こんな静かな教室だったら聞きたくなくても
聞こえてしまう。
気にしたくなくて
無理やり入り込もうとする本の世界。
でも、周りが気にって入り込めなくて
咄嗟の判断で耳を塞いでしまう。
先生が入ってくれば完全に静かになる教室。
俺が入ってきた時とは違って
少しの物音も目立つ。
号令の後、先生が黒板に書き込む姿を
見つめてると、急に消しゴムが
俺の耳元に飛んでくる。
隣のヤツの消しゴムだから
曲線を描くような投げ方じゃないから
すっごく痛い。
俺が耳を抑えれば、横のやつはニヤニヤと
気持ち悪い笑顔を見せる。
これは完全にいじめだと判断する。
嫌がらせが嫌がらせでは無い。
誰かに相談したら、被害が広がるかもしれない
俺が耐えれるのも、いじめが桃ちゃんに
ばれるのも時間の問題。
どんだけ頑張っても耐えれてたものにも
耐えれなくなる瞬間がある。
それまでは頑張らないといけない。
俺が相談すれば、桃ちゃんが巻き込まれる。
気持ちが晴れないまま、家に帰り
ソファにもたれかかる。
今日はいつもの倍疲れて
もうスマホを触る気力もなかった。
俺がぼ~っとしとけば
部活終わりの桃ちゃんが帰ってくる。
桃『疲れ切った顔してるな』
桃『やっぱ、体調悪い?』
橙『…うん、』
桃『熱測ろ』
橙『ん、…』
無理やり体温計を脇に挟まれ
また、ぼ~っとした時間が来る。
桃『…ここ、耳めっちゃ赤いけど…どした?』
橙『ここは~…消しゴム…投げられた、…w』
桃『は、?…いじめ?』
橙『わかんない。』
橙『おれ、いじめとかされた事ないから…』
桃『…他なんかされた?』
橙『…頭叩かれたり…肩叩かれたり…』
桃『それいじめだから…明日先生に相談しよ』
桃『絶対解決するから』
橙『ん…ってか、…体温計鳴ったし…』
桃『んぁ、…聞こえてなかった、w』
話に入り込みすぎて、音が聞こえてなかった
桃ちゃんに体温計を渡して体の力を完全に抜く
桃『…37.5…微熱か…』
桃『今日ゆっくり寝て。』
桃『明日行けるような頑張ろ』
桃『ここに布団持ってくるから…』
橙『ありがと、…』
今日はしっかり休むことにした。
桃ちゃんの看病が思ったよりしっかりしてて
次の日にはしっかり治っていた。
でも、俺の中での問題はこっから。
先生になんて言われるかも分からないし
いじめが酷くなるかもしれない。
ほんとに予想ができない。
俺は外に出ることさえ怖いと感じてしまった。
桃『大丈夫。絶対。俺らなら行ける。』
橙『う、…うん…』
桃『頑張ろっ。』
桃ちゃんのにこっと輝いた笑顔だけで
救われた気がした。
気持ちが晴れた気がした。
それから、学校に着き教室に向かわず
そのまま職員室へ。
やっぱり、職員室のドアを目の前にすると
不安で押しつぶされる。
俺の視界は歪み、頬に生ぬるい水滴が伝う。
もう怖くて震える体で立つことも出来ず
しゃがんでしまう。
桃『大丈夫…、大丈夫だから…』
背中を摩ってくれる桃ちゃんも不安なのか
声が震えてて、微妙に聞こえにくかった。
桃『ぁ!…先生…お話したい…』
先『お話する?いいよ。どこでする?』
桃『どこでもいい』
先『じゃあ、職員室のソファでお話しよ』
桃『ん、…橙、行こ…』
橙『ぐす、…ッ、こく…ポロポロ』
先『ゆっくりおいで。自分のペースで』
足が止まってしまう俺にそんな声掛けを
してくれるけどここじゃ邪魔になると
思ったから自分の中での早めのペースで歩く
先『よ~し、来た。ここ座りな。』
桃『ん…』
橙『こく、…ポロポロ』
先『なにかあったか、桃くん知ってる?』
桃『橙がいじめられてるの。』
桃『ここ、お耳腫れてる…』
先『……お耳見せてみ?』
桃『橙のここ、…』
耳を先生に向けてみる。
少し触られて痛かったけど
昨日よりは少しまし。
先『橙くん、これどうしてこうなった?』
橙『…、けしごむ、…投げられて…ッ』
橙『よこから、ばんって…飛んできて、ッ』
先『そっか、そっか。』
先『他になにかされてることある?』
橙『…陰口、』
橙『叩かれる、』
橙『そんだけ』
先『そっか。誰からされてるか分かる?』
橙『おれに…仲間はいなかった。』
橙『クラス違う、桃ちゃんだけだった、』
先『クラス全体ってことでいいかな、?』
橙『こく、…』
先『おっけ…お話してみるからさ』
先『今日は保健室か職員室で過ごそ?』
先『どっちがいい?』
桃『どっちの方が人来ない…?』
先『ん~…職員室の奥の部屋かな。』
桃『そこにする』
先『桃くんもいるの?w』
桃『俺、橙から離れない。』
先『わかったよ、w橙くんそこでいい?』
橙『こく、』
先『よし、いこうか。』
橙『こく…』
桃『行くぞ~っ!』
先生の背中を追いかけ、着いたのは職員室の
奥の方のソファのある部屋。
先生が出ていって、俺と桃ちゃんの
2人だけの空間。
橙『ももちゃ、…ありがとう。…/』
桃『どういたしまして。こんなこと余裕よ。』
めっちゃ声震えてたくせに。
この強がりが。
⋆͛_𝐞𝐧𝐝_⋆͛
りくありがと🫰🏻💗
コメント
2件
たまになんで?って思うことされるし言われるよね、 こんな兄弟がほしい~!笑
うわぁ、(?) 慣れてくるといじられキャラってよく『え?』って思うことされるよねー、わかるー(*-ω-)ウンウン