「……ねぇ、悠真」
晴人は、膝立ちで床に座っていた。
頬にはうっすらと紅が差し、目は潤んでいる。
首には銀の首輪。肌は全裸。両手は後ろで手錠をされていた。
「今日も、俺を、壊してよ。もっと……もっと奥まで犯して……」
悠真はソファに座り、グラスの中のワインをくるくると回す。
「……本当に、君はどうしちゃったのかな?」
「違うの。元から、俺はこうだったのかもしれない……お前に、壊されるためだけに、生まれてきたの」
そう言って、晴人は自らソファににじり寄り、足元に額をこすりつけた。
「お願い……お願いだから……俺をお前のモノでいっぱいにして……」
「じゃあ……」
悠真はゆっくりと、晴人の髪を掴み、顔を上げさせる。
「“おねだり”してごらん」
「……おちんちん、欲しい……悠真の……っ、あついの、でっかいの……奥まで……届くとこまで、グチャグチャにしてぇっ……!!」
その瞬間、悠真の目に火が灯る。
ズルッ、とベルトが外され、硬くなったそれが目の前に突きつけられた。
「舐めなさい。獣みたいに、卑しくね」
「んっ、じゅっ、れろ……ちゅ、んっ……ふぁっ……」
涙を流しながら、舌を這わせ、先端を吸い上げる。
必死に奉仕するその姿は、すでにかつての晴人ではなかった。
「本当に……犬みたいになったね。君の中の“人間”は、もうどこにもいないんだ」
「うん……そうだよ……俺、人間やめた。お前のモノになるって、決めたんだ……」
悠真は立ち上がると、晴人の尻を持ち上げ、ソファの背もたれに押し倒す。
「イヌになりたいなら、まずはこの姿勢で――腰を振って、餌をねだるように啼いて」
「わん……わんっ……っ、悠真の……ちょうだい……っ」
「仕方ないな、じゃあたっぷり“しつけ”してあげようね」
ずぶり、と肉を割って挿入された瞬間、晴人の喉から咆哮のような喘ぎが漏れる。
「ぁああっっ、いっ、いぐっ……っ! あつっ……おっきいの、奥っ……! すき、すきすきすきっ!!」
パンッパンッと尻を打ちつけるような音が続く。
子宮口の奥を突かれるほど深く刺し込まれ、何度も達しながら、晴人は泡のようなよだれを垂らす。
「これが、君の“愛し方”?」
「そうっ……俺、お前に壊されるのが、いちばん、いちばん気持ちいいのっ……!」
悠真は後ろから晴人を抱きしめ、耳元で囁く。
「晴人、聞こえる? 君の名前はもう“晴人”じゃない。“俺のペット”だ」
「うん、うんっ……ペットだよ……悠真の、性処理用ペット……っ、ずっと、そばにいる……っ」
その後も、何度も何度も、奥を抉るように突かれ、
晴人は精を受けながら笑っていた。
泣きながら、笑っていた。
⸻
翌朝
ベッドの上で、晴人は首輪を指先でなぞっていた。
「あのね……悠真」
「ん?」
「俺、就活……やめた。もう、社会人になる意味ないと思って。だって、外に出たら、また誰かと話さなきゃいけないでしょ?」
「晴人……」
「この部屋でさ、ずっと、お前の玩具でいられたら、それでいい……俺には、悠真しかいらないの……」
その目は、澄みきった狂気。
悠真はそっと頬に触れ、囁いた。
「よく言えました。じゃあ、今日から君は一生、僕の中で暮らすんだよ」
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