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※エセ関西弁
※ご本人方には関係ないです
※口調迷子
ut……「」 kn……『』
《本編》
僕は一人でいるのが好きだ。
別に人といるのが嫌いって訳では無い。
仲のいい人達と中学校が離れてしまった。
中学校では馴染めず浮いてしまう。
そんな一人の時間は屋上で水色の空を見る。
《…その空の色が好きなんだ》
ある夏の日。彼らの影は強い日差しに照らされ濃く地面へと姿を現す。
『ほんま暑いなぁ』
「……え。誰」
気づけば隣に知らんやつおるやんけ
『え、今更?』
「誰。」
なんやコイツ、金髪で水色の瞳、
いかにも陽キャって感じのやつやん、敵や。
「ここ立ち入り禁止やで?笑」
「鍵しまっとんのになんで入れたん。笑」
僕は彼にそう問いかける。
『あー、暇だから来ただけや。』
『校舎ん中はうるさいからなぁ。』
なんだ、同じ理由やないか。
『お前、名前なんて言うん。』
「…鬱島…大。」
『ふーん、じゃあ大先生やな!』
「えっ、なんで先生なん」
『気にせんくてえぇやろぉ!』
「俺は捏島孝行や!」
「…コネシマ……、シッマやな。」
『……おん!』
それからシッマと僕は心を打ち解けて行った。
1人の時間が好きな僕だったが、
シッマといる時間は何故か特別な感じがして
屋上に通うのが日課になって行った。
太陽のようなコネシマ。
まるで僕とは正反対のようだ。
『…だいせんせー。』
『大先生はまるで月のようやな。』
「そーなん?」
『なんか変な感じすんねん。お前とおると』
『めっちゃ楽しーわ』
ある秋の日。屋上には2人の薄い影があった。
いつものように2人は楽しそうに笑っている。
「…シッマぁ。」
『なんや。』
「俺、思ったんやけど、」
『おん』
「俺って生き返ったら人間になれるんやろか。」
『はぁ?』
「単なる疑問やねん。」
「人間になったらまたこーやって遊べるんかなって」
『そらそーやろ。』
『お前がセミになったとしても俺が探して捕まえたるわ。』
「虫だけにはならへんから安心しろ」
そんなくだらない会話が俺らの日常。
こいつと居るだけで物凄く気が軽くなる。
友達とか言うものでは表せない。
もはやこれは【相棒】ではないのか。
ある冬の日やった。
気づいてしもてん。
この懐かしさ、
この悲しさ、
この寂しさ、
この嬉しさ、
この違和感。
分かってしもてん、。
《なぁ、相棒。お前は、ナニモンなん、?》
【あとがき】
くらげ。です。
こちらは色々と裏話、解説があります。
是非是非考察して自分なりの答えを見つけて下さい。
作者なりの解釈は後ほど。