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あれから数日
ある程度傷が良くなるまでこの家で2人で過ごした
世間はダンス大会での惨劇を騒いでいるかと思いきや、やはり大物ヤクザが絡んでるとあって話題にすらなっていない
もみ消したんだろう
なんもする事がねぇ
つーかヤル事しかねぇ
あれからトラウマを克服したようにみえたが
夜になり傷が痛むとまだ少しうなされている
抱きしめてやると落ち着きを取り戻す
で、子供の様に甘える感じで抱き返される
何回か抱いちまった俺は反応しちまう
結果この数日間で何回ヤッたんだって話だ
「このままじゃやべぇな」
「何がだ?」
「お前の為って言いながら始めた事だけど、今じゃ俺がだきたくなってるっつー事だよ」
「それは何か悪い事なのか?」
はぁ〜、コイツってなんかズレてる
まぁ世間を知らず生きてきたから仕方ないかもしれねぇけど
「普通ならこういう行為は好きなもん同士でやるもんなんだよ」
「好きなもん同士?それって恋人とか言うやつか?」
「そうだよ、それか金目当ての奴とかだな」
「お前はどうなんだ?なんで俺を抱く」
言葉に詰まる、自分だってなんでかわかんねぇ…
「それは…俺もわからん…ただなんか知んねえけど
抱きたいって思っちまうんだ」
意味がわからないって顔をする、そりゃそうだよな…
「俺はどうして俺を抱きたがる奴がいるのかわからない、普通は男は女を抱くもんだろ?」
「普通はな、でも男だって男しか抱けない奴、どっちも抱ける奴もいる」
「よくわかんねぇな、ジジイは女も抱いて、他の若い男も抱いてたな」
「他にもいたのか?」
「あぁ、女みたいな顔した奴、でもいつの間にか居なくなってた」
「お前も女みてぇな顔してるから目付けられたんだよ」
「俺は女みてぇじゃねぇし」
コイツ自覚無しかよ
そこいらの女より美人だと思うけどな
そっと頬の傷を指でなぞる
「美人だからこの傷は勿体ないな」
「だから俺は男だって」
バッと手を振り払われソッポを向く
だがその顔は少し赤くなってる
「俺はお前を多分気に入ってる、その辺の女よりベッピンだし、なんつーか色気もある、それが近くにいて抱けるんなら抱いちまう」
「それだとさっきお前が言ってたのと違わねぇか?」
確かに矛盾している…でもそれが男の性ってやつだ
「まぁ、綺麗な顔してんだから今迄通り顔が隠れるようにしてた方がいいって事だ」
理解し難いって感じで首を傾げるから
グッと抱き寄せキスをし
「そうじゃねぇとこんな事されるって事だよ」
訳がわかんねぇって顔しながらちょっとだけだが
照れくさそうな表情
今迄無機質な人形みたいだったが、 少し人間らしさが出たみたいだな