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ロベルトの動きは素早かった。気配を察して、わたしの手を強く握って引っ張った。
見ると、ロベルトは唇に人差し指を当てている。
(お静かに……)
そ、そうだった。ジョージ王太子とマリーをこっそり見守ることにしたのに、ここでわたしが出ていったら、台なしになるところだった。
わたしは慌てて、うんうんと頷いた。
ジョージ王太子とマリーに気づかれなくて良かった。二人の会話や表情が良く見える位置なので、けっこう近いんだ。
わたしはホッとして、そばにあったクッションくらいの大きさの石に寄りかかった。
ところが、思いの外、石は不安定でガタッと傾いた。わたしはバランスを崩すと、草の上に寝転んでしまった。
ガサッ!
しまった! せっかく立ち上がらずに思いとどまったのに、これじゃ、ぶち壊しだよ……。
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