積んだ本

私欲、強欲、色情、憎悪、暴食、憤怒、嫉妬、傲慢、愚痴、横柄、貪欲、高慢、虚栄、欺瞞、偏狭、嫌悪、侮蔑、冷酷、残忍、残酷、残虐性、復讐心、怨念、狂気、非道、非人情、冷血、恩知らず、恥知らず、罪悪感なし、良心の欠落、自己中心的、利己主義、悪意のある親切、気遣いのない優しさ、無頓着さ、粗野、無神経、乱暴、身勝手、暴力、無慈悲、冷酷な仕打ち、他人に対する敬意のなさ、思いやりのなさ、他罰的な態度、他人の不幸を喜ぶこと。

【作者からのお願い】

この物語を読んで「面白い」「続きが楽しみ」と思われた方は、下にある★三つから評価をしていただけると嬉しいです！ 作者のモチベーションアップに繋がりますので、ぜひよろしくお願いいたします！！

「もうすぐだ……」

男はそう呟くと、口元を大きく歪めた。

男の足下では一人の女性が倒れている。

女性は全身を真っ赤に染め上げていた。

その女性の腹部からは大量の血液が流れ出ている。

まるで水溜まりのように地面へと広がっていく鮮紅色の血溜り。

「ふぅーっ」

男は一息つくと、手に持っていたナイフを放り投げた。

そして懐中時計を取り出して時刻を確認する。

（まだ約束の時間まで三十分以上もあるか。少し早すぎたようだ……）

俺は駅のホームで電車を待つ間、腕時計を確認しながらそんなことを考えていた。

俺の名前は黒井勇人。大学二年生だ。今日から一人暮らしを始めることになり、この駅から電車に乗って数駅行ったところにあるアパートに住むことになっている。

（しかし……やはり落ち着かないな。これから自分が住むことになる場所だというのに、緊張してしまっているのか？）

そう思いながらも、俺はそわそわしていた。引っ越してきたばかりだから当然と言えば当然なのだが、今まで住んでいたところとは空気感が違う気がして仕方がないのだ。

実家はそれなりに裕福だったせいもあり、あまりこういう経験をしたことがなかった。そのためどうしてもソワソワしてしまうのかもしれない。

「おー