⚠️タヒ表現あり
「なおきりさんの彼女になんてならなきゃよかった。」
ふと耳元からそう聞こえた
僕は咄嗟に後ろへ振り返った。
振り返った先には悲しそうな彼女
苦しそうな彼女
感情がすり抜けてしまったかのような。
「なんでそんなこと言うんだ!」と
怒鳴りたかったが彼女はの心配が勝った。
なおきり「ゆッゆあんくん…?どうしたんですか?」
返事を待ったがすぐには返って来なかった。
目元には涙が薄々見える。
悲しいことでもあったのか?
誰かに何かされたのか?
聞きたいことが沢山あるが咄嗟の出来事で
僕はただただ彼女を見つめることしか出来なかった。
ゆあん「…なおきりさんのバカッ..、」
!?
思いもよらぬ言葉が僕の耳に入った。
やはり僕がなにかしたのか!?
必死に頭を動かし昨日の出来事を振り返る。
だが思い当たる出来事がなかった。
いや。
昨日の出来事がすり抜けたように
何も思い出せない。
ゆあんくんへの心配と今起こっている謎の出来事に僕は頭がごっちゃになっていた。
サッ
ゆあんくんが歩き出した
他の部屋に行くのだろうか。
僕は何も声をかけれないままついて行った。
無言の廊下
足音だけが響きわたる。
1つの部屋にたどり着いた。
ここは特に使われてない空の部屋
のはずだった
目の前には
仏壇
火のついたロウソク
そして誰かの遺影
その遺影には
___
「え”ッ?」
その瞬間に忘れていた昨日の記憶が
一気に頭の中に入っていく。
そこら辺血で真っ赤
大勢の叫び声
血まみれの大型の車
悲鳴
彼女の泣き声
彼女が必死で僕の手を握る
その温もり
そして何より
苦しくて
辛くて。
___そうだ。僕は…
僕はもう…
ゆあん「う”…うぅ…ポロポロ」
ゆあんくんの目からさっきまで溜め込んでた涙が一気に溢れ出す。
今すぐ抱きしめて上げたい。
なおきり「…ポロポロ」
ゆあんくん…ゆあんくんッ…、
ゆあんくんに会いたい…
そう僕の心で呟く。
静かな部屋
静かに揺れる火
そして ___
遺影に映るゆあんくん
僕は1人でずっと泣き続けた。 ___
はい!って言うことでここまで見てくれてありがとうございます!!!
最後の2文、1文で結構衝撃の展開になったのではないでしょうかッ!!
一応解説していきますね!!
まず昨日、事故が起こりました。
その被害(亡くなってしまった)のは
ゆあんくんです。
最後の「遺影に移るゆあんくん」で分かったかもしれないんですけども
これ途中までなおきりさんが被害にあったと思っていた人が多々いたんじゃないでしょうか!!
じゃあなんで文中にゆあんくんがいたんだ?
と思いませんか?
ましてやなんでなおきりさんは見えていたんだ?と
これは全てなおきりさんの幻覚なんですよね
ゆあんくんを亡くしたショックに見えてしまった。みたいな(????)
他にも工夫した点とか意図とかありますが
そういう部分はぜひ個人で考察してみてください!✨️
ということでここまで見てくれてありがとうございましたぁ!!!
コメント
8件
え、天才?
うああ、何回私を泣かせにきてるん、、?? 投稿頻度高くてこんな神作作れるのはまじ天才
いいぇあ 解説見ても分からない我頭悪すぎて終わってる( ᐛ )