ーattentionー
・rdo×tbur
・not腐
・stgr本編一部ネタバレあり
・tbur、又はrdoのs/t/g/r動画本編未視聴の方はByeBye
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いつも通りの朝、
いつも通り起床して、
いつも通りの挨拶をする。
「今日も元気に頑張りますかァ…」
《__特殊刑事課つぼ浦匠、ONDuty!!》
いつもならみんなが挨拶を返してくれるのに、
なぜか返ってくる挨拶はほとんど無く、
返ってきた挨拶の声色はなんとなく暗かった。
__あれ、そういえば、
今日、ナツメ先輩は起きていないのだろうか…?
……なんだか嫌な予感がして、
もう一度無線機に手をかける
《今日は珍しくナツメ先輩起きてないんすね?》
しばらくの沈黙の後、
ヘリが上手く、空の悪魔と呼ばれている先輩が俺の問いに答えた。
《…あぁ、ソイツ、今“指名手配”だから、見といて。》
《………了解っす〜》
どうやら、俺の勘は的中してしまったらしい。
ナツメ先輩__
いや、ハクナツメは、
銃刀法違反、NPC殺人罪、
強盗罪、準重強盗罪、
テロ罪、その他罪
そしてわいせつ罪で指名手配されていた。
…いくら堕ちたとはいえど、あの人がわいせつするのか?
まぁ、俺には関係ない話…だ。
「…これじゃ俺らと同じじゃないすか、、」
また、俺らを止める上官が減ってしまった。
「…ハァ〜。」
なんか、調子狂うぜ。
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《特殊刑事課つぼ浦匠、ONDuty!!》
《おはよ〜っ!!》
《おはようございます〜》
《おはよう!》
少しずつ警察署に元気が戻ってきていて、
ほとんどの警官は俺に挨拶を返してくれた。
__だが、ただ一人だけ、
挨拶を返してはくれなかった。
「アオセン……なんかあったのか、?」
性に合わないかもしれないが少し心配で、
手当り次第、署内を巡った。
「アオセーン?います〜?」
「ここにもいない…」
「もう心当たりねぇぜ!?」
「__あ。」
いいや、ある。
なぜ今まで思いつかなかったのか分からないほど、
あの人が居そうな場所であり、
そこに行けばあの人を思い浮かべてしまう、
そんな場所。
「クソッ、なんで思いつかなかったんだァ??」
自分に文句を言いながら、
階段を駆け上る。
「_、警_向い_な_の_な、?」
予想通り、屋上に向かっていると
あの人の声が聞こえてきた。
はっきりと聞こえなかっため、
屋上前の扉の影に隠れて、
その人の声を聞くことにした。
「…あ〜、なんか、なぁ……」
「なんで先輩達は辞めてっちゃうんだろーね…w」
「__俺がもっとちゃんとしてれば、なぁ〜、、」
「アオ、セン……」
そのか細い声は届かず、
その人はまだ独り言を続けた。
「…ま、こんなことでめげてる俺が悪いのかもしれないけど。」
「……やっぱ俺、警察向いてないのかな、?笑」
「ッアオセン!!」
今度は思いっ切り声を張って、
その人の名前を呼んだ。
「アオセンは、その、、」
「アオセンは優しすぎるんすよ!!」
「アオセンは優しすぎるから、だから責任感強いんすよ!!」
「あの、俺、頑張りますし!!」
「だからその…先輩達がやめたのはアオセンのせいじゃないっすよ!!」
焦りと不安でしどろもどろになりながら、
俺は必死に訴えかけた。
きっと、今の俺の顔は酷い顔だろう。
「…っあー、なんか元気出たわ。」
「__ありがとなあ。」
その一言はどこまでも優しくて、
形容しがたい安心感があった。
思わず膝から崩れ落ちると、
慌ててアオセンが駆け寄ってきた
「ちょ、どしたん!?」
「…アオセン、」
『やめないで』
…なんて言葉は、俺には言えなくて。
「……無理しないで下さい。」
「…ありがとな、俺はまだ、警察続けるよ」
「…ぇ、」
「大丈夫、おれはつぼ浦を置いて辞めないよ。」
きっとアオセンには、俺の言葉選びも含めて全てお見通しなのだろう。
やけに綻んだ笑顔を浮かべながら俺の頭に手を乗せ、軽く撫でた。
「つぼ浦も、無理しすぎんなよ〜」
「…なにがですか。」
「俺には分かってるよ。」
「……ずるいっすよ…」
あぁ、やっぱり、
この人には全てお見通しだ。
コメント
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駄作ッッッッ