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夜が明け、フラムたち一行はまたダンジョンへ向け歩き出した。


途中魔物に襲われたりもしたが、全体の実力が高いため、特に苦も無く予定よりも当初の5時間早く目的のダンジョンに到着した。


「よしみんな、今日は予定よりも早く到着できた。」

「このまま、このダンジョンへ行くか採決を取ろうと思う。」


採決の結果満場一致でこのままダンジョンへ行くことになった。

「フラムさん、このダンジョンの名前とかってないんですか?」


「どうやら良質な魔石が取れるらしく、魔坑道ってギルドマスターは名前をつけていたよ。」


「魔坑道かぁ―――」


進はこれから入るこのダンジョンを眺め、気を引き締める。


冒険者が20人近く、この魔坑道へ突入した。


これからこの魔坑道で起きる激闘を知る者はこの時点では誰一人いなかった。


そう”天才”天童進でさえも―――


~魔坑道へ入ってから1時間後~


冒険者一行はどんどんと奥へ行っていた。


途中魔物の群れはいたが、進たちの迅速な対処により、ほとんど損害はなかった。


「ほとんど、普通のダンジョンと変わりませんよ。」

「これが本当にBランク冒険者が全滅したかもしれないってダンジョンなんですか?」


ブルーイーグルのリーダー、アランがフラムに問う。


「アラン、油断は禁物だよ。」


「油断はしていませんが、どうにも普通っていうか―――」


「ススム君はどう見る?」


フラムは何か分からないがこのダンジョンに入ってからずっと違和感を感じていた。


「そうですね、出てくる魔物もその辺りにいるレベルと同じですね。」

「とてもBランクのパーティが全滅するようには見えません。」


実際にこのダンジョンに入ってから危険なモンスターは今のところ一匹もいなかった。


進は、当初の予定であった魔石や鉱石の採掘を積極的に行っていた。


《パイライト》

真鍮色の等軸晶系の鉱物

鉄と硫黄で構成されている。



これってまさか黄鉄鉱?


進は黄鉄鉱が採れることにテンションが上がっていた。


黄鉄鉱があれば、接触法で硫酸を作ることができることを進は知っている。


本来黄鉄鉱から硫酸を作るのは難しい。


しかし、進の現在のクラスはアルケミスト、調合をするには持って来いのクラスである。


進はそんなことを考えながら、黄鉄鉱の採集に集中していた。


この坑道で他にもめぼしい鉱石や魔石がないか鑑定の目を光らせながら。


エレベーターに乗ったら異世界に来てしまった件

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