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龍が嫉妬しちゃってイライラを勇太にぶつける話…ではなくただのすけべ話

いきなり始まります

⚠️変わらず龍×勇太です⚠️

前回と全く繋がってないです

※付き合ってる

※R18表現あります

※口調迷子、色々捏造

※中身のないすけべ話

※しれっと同棲してる

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ガチャリと玄関の扉の鍵が閉まる音が響く。

後ろを振り向くと、龍は俯きながら黙っていた。しかし、その間も後ろ手でドアロックまでしっかりと閉めていた。

普段そこまでしないのに。不思議に思い、思わず龍に声を掛ける。

｢龍…？｣

龍は呼びかけても返事しなかった。

お互いの息遣いすら聞こえてしまいそうなほど、玄関は静寂に包まれていた。

龍は靴を脱ぎ、鞄をドサッと床に乱暴に置いてそのままゆっくりと勇太に近づく。

｢りゅ、龍…? ほんとにどうしたの…。｣

ジリジリと近づく龍に思わず後ずさりする。 しかし、いつの間にか壁にまで追い詰められていた。

龍は勇太の手首を掴む。 怒っているようなそうではないような、なんとも言えない表情を浮かべていた。

そのまま顔を近づけ、あと数センチ近づければ唇が当たりそうな距離。

このままだとキスしてしまう。恋人である龍とは何度もキスをしているからキスくらいどうってことない。

だけど、普段とは違う様子に勇太は恐怖を本能的に感じてしまう。キスというよりも獣に喰われる小動物のような気分になる。

｢(なんか… マズイかも…？)｣

｢っ……龍ってば！｣

ドンッと少し強めに胸を叩く。勇太の必死の抵抗を受けて、ようやく龍はピタリと動きは止めたが、掴む手はそのままで。

龍はグッと顔を近づけ、囁くように口を薄く開く。

｢…嫌なら逃げればいいじゃん。｣

低く、圧をかけるように龍は呟く。

サラリと龍の前髪が自分の額にかかる。そこで龍と視線がぶつかり、表情がやっと見えた。

口角は片方だけ上げられていて一見笑っているように見えるものの、目は一切笑っておらず光を失っていた。

「…ｯお前の力強すぎるんだって！」

「でも本気で嫌なら逃げられるよね？勇太。」

確かに、殴るなり蹴るなりすれば逃げられる。龍ほどガタイは良くなくても自分だって筋肉はある。だけど、勇太は不思議と力が働かなかった。

何故なら、脳がいくら危険信号を発しててもすっかり龍に教え込まれた体は素直に従ってしまう。

最後の勇太、という声が妙に甘ったるくて、優しさを含んでて。

まるで行為中に呼んでくれる時と同じ。

「タチ悪すぎｯ…！！」

「ふぅん？俺にこうされるの好きなくせに？」

「はっ…！？」

ぐい、と両手首を掴まれ、壁に押し付けられる。そのまま龍の大きな手がスルスルと手の平に触れる。

軽く握るようにしていた手を無理やりながらもゆっくり開かされ、ギュっと握られる。

龍の大きな手、痛くはないけれど逃げられないようにしっかり掴む力に抵抗ができなかった。

龍は抵抗する様子を見せない勇太に喜々とした表情を浮かべ、耳元でまた呟いた。

「ね、勇太さ、今日のあれどういう事？」

「…あれ？」

ちらっと見上げるように視線を動かすと、龍は目を細め眉間に皺を少し寄せていた。

「今日俺以外の男と話してたでしょ。」

「話してたって…あれはただの仕事関係で…ッ」

「仕事の話であんなに近くで話す必要ないよね？」

龍の発言の意図が読み取れず、勇太は言葉の選択に迷いを見せてしまう。

恐らく俺が浮気したとでも思っているのだろうけれど、本当に何もない。仕事関係で事務所のスタッフと打ち合わせしただけであって、相手とは仕事の関係以上のことは何もない。

結局は龍の考え過ぎに違いないが、龍は不服な様子を隠さない。

「(今日やけに視線感じたのそれかよ……。帰り道も静かだったのってそういう事…？)」

勇太は先ほどまでの龍の行動を振り返る。いつもニコニコ笑っている龍がやけに静かだったのも、勇太がスタッフを打ち合わせをしている最中、常時鋭い視線を向けていたのも。

帰り道話しかけても相槌だけでテンションが低かったのも、全部。

「それって、嫉妬？」

「嫉妬以外あると思う？」

間髪入れずに食い入るように答える龍に勇太は少しだけ笑みが零れる。龍は何笑ってんの、ってむすっとするがそんな龍が少しだけ可愛いなと思ってしまう。

「いや…龍も嫉妬するんだなって……。」

「するに決まってるだろ。勇太、お前は俺だけのでしょ？」

「はっ…独占欲の塊かよ。」

小さく笑うと龍は誤魔化すなと言わんばかりに目を鋭くさせる。普段他の人には絶対向けない表情。勇太はその表情を自分だけに向けてくれている優越感に浸る。

そのまま勇太は壁に縫い付けられていた両腕を離すように促し、龍の首の後ろに回してギリギリキスしない距離まで顔を近づける。

「…何？」

「ん～………イライラしてる龍を慰めてあげようかと思って。」

「へぇ、言ってくれるじゃん。」

グッと腰を引き寄せられ、そのまま持ち上げられる。龍の目はすっかり”その気”になったようだ。

普段の優しい笑顔よりもぶっちゃけこっちの顔の方が好きだなんて言わないけど、その顔を見るだけで背中がゾクゾクとする。

龍の独占欲なんて今に始まったことじゃないけれど、嫉妬されて嬉しいだなんて俺も大概だなと心の中で自嘲する。

龍は勇太の額に軽く口づけしたかと思えば声を低くして声を発する。

「悪いけど、今日は加減してあげられない。」

「ｯ…来いよ。」

わざと煽るように一瞬唇に触れるだけのバードキスを落とす。

龍は目を見開く。

「ほんと、腰が砕けても知らないからな。」

「(あー……やりすぎたかも。)」

なんて、後悔しても今更遅い。完全にスイッチが入った龍を止めることは誰もできない。

勇太は龍にそのまま抱えられながら風呂場へなだれ込むように連れ込まれる。

─────────

脱衣所に到着すると龍はそっと勇太を下ろす。龍は乱暴に服を脱ぎ、勇太の服まで脱がせようとする。自分で脱ぐ、なんて言う暇もなくあっという間に脱がされる。

それから、広すぎず狭すぎない風呂場に二人で入り、シャワーの蛇口をひねりお湯を二人で浴びる。

２人の体も髪もお湯によってびちょ濡れになる。

「勇太…。」

龍はびしょびしょに濡れた前髪を後ろにかきあげて勇太に一つ口づけを落とす。

慌てて龍の口元を手で押さえつけ、龍の動きを制止する。

「っちょ、待って…まだ準備してないから…ｯ」

「今日は俺がやる。ほら、後ろ向けて。」

勇太は素直に壁に手をつくように龍に後ろを向ける。後ろで何か物音がする。

カパッと蓋が開くような音が聞こえたかと思えば、軽く水音までする。ローションを人肌レベルまで手のひらの上で温めていると理解する頃には後孔にピトリと指が充てられていた。

「勇太…指入れていい？」

「ｯは…いちいち聞かなくていいから…ｯ！」

「分かった。」

ぐちゅ、と音が立ち、ゆっくりと指が入る感覚がする。普段自分の指よりも大きくて長い指が入っている。

8割くらい入ったところだろうか、指の先端が前立腺を掠めようとしていた。

もう何度もしたことのあることだけど、それでも尚後ろからの異物感は拭いきれない。

それでも龍は気持ちいいところを探すようにゆっくりと指を動かす。勇太は声が漏れないように口を紡ぐが、それでも隙間から声は漏れていく。

「ｯあ”…ん、く……ぅ…ｯ」

「痛い？」

「いたくは…ッない、けど…っ！」

「じゃあ、続けるね。」

ぐちゅ、とまた一つ水音が風呂内に響く。そして二本目が入った頃に指の腹が前立腺に当たる。

体を痙攣させ、甘い声を漏らすと龍の吐息が耳元にかかる。

「勇太、ここ気持ちいい？」

「ん”…っう……きもち”…ぃ…ｯ」

「………三本目、入った。分かる？」

ぐりぐりと中で指がバラバラに動いている感覚がする。普段よりもずっと広げられている中は既に痙攣しまくて、龍の指を締め付ける。

その頃には、龍の問いに答える気力が出ないほど、思考回路は停止していた。

本能が早く龍が欲しいと強請っている。早く龍に満たされたい、もっと気持ちよくなりたいと訴えかける。

ビクビクと胎内が疼いてしょうがない。

勇太は龍の右手首を掴み、首を後ろに向け、訴えかけるように龍に声を掛ける。

「もっ…いいから早く、りゅう…の…ｯ！」

「ｯ本当に、お前煽るの上手すぎ…。」

指が一気に引き抜かれ、龍はどこからかゴムを取り出し、口で無理やり開ける。

そしてクルクルと手慣れたように付ける。はっ、はっ、と短い呼吸をしながらその様子をじっと見つめる。

何度見てもドキドキしてしまう。今からこいつに抱かれるんだと脳が認識した途端、胎内が嬉しそうにする。

後孔に当てられる感覚がしていよいよ入れられる。ゆっくり、ゆっくりと進むように入れられ、中の形が龍のソレに沿うように変化する。

勇太は声を我慢できずに、素直に喉から嬌声を出す。

「ふっ…ん……ｯあ”…♡」

「…っ…ごめん勇太、もうちょっと力抜けれる？」

右手で腰を掴まれたまま、力抜くように背中をさすられる。勇太は龍を受け入れるのに必死でそれどころじゃなかったが、必死に息を吐いて力を抜く。

「ん、っ…く…はぁ…ｯ…」

「そ、上手。」

褒められて優しく頭を撫でられるだけで中がキュン、と疼く。それを感じ取った龍はくすくす笑い、可愛いと勇太の耳たぶに口づけを落とした。

「勇太…動くよ？」

「っん、…あ”ｯ♡！？ちょ、はやｯ…ぃ”ッ！！ぃ、ぁ”…ｯ！？♡♡」

「悪いけどっ…今更、止められないから…ッ！」

一気に奥を突かれ、視界が白黒になる。風呂場だからか、肌と肌がぶつかる音がいつもより響く。

ローションでぐちょぐちょになった入口付近を擦られ、水音が激しく鳴る。

迫りくる快感に耐えられず、腰が逃げそうになるが、龍はそれを阻止する。

「ね、勇太……ここ、好きでしょ？」

「ん…ぅ”～…ｯ！♡すき、すきだからっ…ぁ”…！！も…でちゃ…ｯ！♡♡」

「いーよ、好きなだけ出していいから。」

ぐちゅぐちゅと勇太の前も弄られ、後ろと前を同時に刺激が与えられてしまう。最早どうなってるのか自分でも分からない。トロトロと前から止めどなく出るが、龍の動きは一切止まらない。

そのせいでどんどん思考はおかしくなるし、既に快楽に溺れてしまいそうだった。

「ぁ”ｯ…！！♡♡も、やばい…って、…ｯ！♡♡♡」

「煽ったのはそっちだろ？なら最後まで責任、取ってよ？」

「ごめっ……ん、ぅ”～～～～…ｯｯ！！！♡♡はっ…とま”…ｯ…て”、ぇｯ！！♡♡♡」

「だーめ、まだこれからだから。」

腰の動きを早められ、もう抵抗する力もなくてただただ快楽を受け入れることしかできない。

何度達したか分からないけれど、また先端から白濁がぴゅっ、と飛び出て壁を汚す。

「ん”…ぐ…ｯぅ”～～～ｯ！！！♡♡♡」

「気持ちーね、勇太♡」

「あ”っ…！それ、だめｯ…だって、ぇ”……ぅ”♡♡♡」

足も少しずつ力が入らなくなり、震えが時折発生する。このまま膝から崩れるのも時間の問題になりそうだ。

龍もそれに気づいたようで、一度動きをピタリと止め、体内から引き抜かれる。

「勇太、こっち向いて。」

「んっ…ぅ…？」

「俺の首に腕回して………そう、そのまましっかり掴まってて。」

振り返る勇太の乱れた前髪を龍が指で梳くように動かし、勇太の腕を動かした。素直にそれに従うと龍は勇太の臀部を掴んだと思えばそのまま持ち上げた。

ひょい、と決して軽くはないはずの勇太を何ともなさそうに持ち上げる龍に驚きを隠せない。

「っえ…りゅ、なにしてッ…」

「あー…意外といけるな。」

「ちょ、何を言って…ッあ”ぁ”！？！？！？♡♡♡」

ごちゅん、と一気に抱えられたまま奥を突かれる。一瞬何が起こっているのか分からなかった。

重力によりいつもよりも深く入れられ、今日一の大きい喘ぎ声が響く。

こんな体位、一度もしたことないのに。初めての体位への挑戦による恐怖で龍の首に回る腕の力が自然と強まる。

「あ”っ～～～！！！♡♡おち、る”…ぅ”ｯｯ♡♡♡おちちゃう”ｯ…て、ぇ”…ｯ！！♡♡」

「落ちないよ。ほらしっかり抱えてるから、ね？」

「んっ…ぐ…、ぅ”～～～…ｯ！！！♡♡お”く”、…あたって、ぅ”…ｯ！♡」

ぱちゅん、ぱちゅんとリズミカルに肌がぶつかる。龍の荒い吐息が耳元に響き、余計に感じてしまう。

勇太は与えられる快楽に耐えられず、ガリ、と龍の背中を引っ搔いて逃れようとする。

これ痕になるかな、なんて考える余裕もなくて。

「はっ…勇太、これ…意外とやばいかも…ッ。」

「ん”、…ぁあ”っ～～…ｯ！！♡♡」

「って、聞こえてないか……本当に可愛い、俺の勇太。」

喘ぎ声を出し過ぎて喉すら痛んできた。ぱちゅん、と相変わらず腹の奥の奥まで暴かれている。

多分今の勇太の顔はぐしゃぐしゃになっているに違いない。涙やら汗やらで人に見せられないような顔をしている。

だけど、目の前の恋人はそんな乱れた姿すら愛おしそうに目を細めて見つめる。

「勇太、キスしよ。口、開けて？」

「っは……んｯぅ…んん”～～～ｯ♡♡♡ぁ…ん、む…ｯ♡♡♡」

「…ｯは……っ」

少しだけ動きを緩められ、舌が激しく絡み合うキスを交わす。龍の熱い舌が口内を弄られ、その動きに必死に合わせるべく舌を動かす。

唾液が混じり合い、もはやどちらの唾液か分からないものが口の端から零れ落ちる。

「ん”、くｯ…ぅ…♡♡♡」

龍は飲んで、と言わんばかりに唾液を送ってくるし、勇太は餌を与えられた雛鳥のように素直にこくこくとそれを飲む。

やがて口が離され、銀色に輝く糸が二人の間を伝う。お互いの視線が二人の間を交差する。

風呂の熱と行為による熱で蕩けた目は龍にとって興奮材料に過ぎなかった。

ごちゅん、と最奥を突かれ、それは人間から鳴っている音には到底思えない。奥を突かれる度に甘い嬌声が漏れ、中を強く締め付ける。

龍もいよいよ限界が近づいてきたのか、先ほどよりも呼吸が早くなり、表情に余裕がなくなっていった。

「っぁあ”～～～ｯ！！！♡♡♡りゅ、りゅう、ぅ”…ッ！ひ、…ぅ”ｯ！！また、で…る”ｯ！♡♡♡」

「ｯやばい……。おれも、でそう…ｯ！」

「ぅ…ぁあ”ｯｯｯ～～～～っ！！！！！♡♡♡♡」

「ん”っ……く、ぅ…！」

ドクンドクンと脈打つようにゴム越しに伝わる熱いモノ。それは長く長く出続け、ゴム越しなのに腹内が満たされるような感覚に陥る。

肩で息をしながら二人で呼吸を整える。

やがて、ゆっくりと抜かれ、そっと床に降ろされる。もう勇太の腰はグズグズだし、足は震えて立てる気力が全く残っていなかった。龍が心配そうに顔を覗き込む。

「っはぁ……勇太、大丈夫？辛い？」

「だい…じょぶ……はぁ…はっ…でも、…たてな…」

「分かった、とりあえず湯舟に浸かろうか。」

龍はそっと勇太を支えながら、軽くシャワーで汗やら色々なものを洗い流す。

少しさっぱりしたところで二人で湯舟に浸かる。

ぐったりと勇太が龍の上にもたれ掛かってると、龍は勇太の髪の毛を触りながら、口を開く。

「勇太って意外と軽いよね？」

「お前がゴリラなんだよ……」

「またしたい？」

「無理。」

えぇ～と残念そうにする龍の腕をつねり、龍はわざとらしくぎゃ～と言う。その声に勇太は笑ってしまい、龍もつられてしまう。

二人は手を繋ぎながら少しの時間、風呂の時間を堪能したのだった。

ＥＮＤ