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『もうやだ』
元貴から夜にメッセージが入って、俺は急いで元貴の部屋に急いだ。
合鍵持ってて、と渡されたのを大事に握りしめてドアを開ける。
「もとき、入るよ」
暗い部屋、少しオレンジ色の光が寝室から漏れているのを見つけてそっとドアを開けた。
ベッドは元貴が潜り込んでいるのだろう、布団を頭から被ってそこからはぐすぐすと小さな泣き声が聞こえた。
「もとき···?来たよ、ほら出ておいで」
「もっ、もうやだ、ぜんぶやだ」
「大丈夫、俺が来たから」
あんなに皆の前で強くしっかりとしていて無敵なんじゃないかと、自信しかないんじゃないかと思える元貴にたまに訪れる不安な夜。
子供のように泣いて俺に助けを求めるのは珍しいことじゃなかった。
「ほら、ぎゅーしよ」
「ん、うんっ、する、いっぱいする」
「いいこ、もう大丈夫だからね」
「ごめん、急にこんな···けど、怖いの、明日が怖い、ひとりやだ」
手を伸ばして目を閉じたまま俺に身を預けてぴったりとくっつく元貴をふわふわの毛布ごと抱きしめる。
可愛い元貴。
謝ることなんて何もないのに。
優しく耳を塞いでキスをする。
俺以外の音に気を取られないように。
「ん···はぁ、わかい···」
「元貴に呼ばれたら嬉しくていつでも駆けつける···こんな顔、他のやつには見せたくないし」
りょうちゃんだってきっと知らない。
目元を赤くして泣きながら縋ってくる元貴を。
「明日もその先も俺がいる。ひとりじゃない」
「わかい···もっと抱きしめて、ひとりじゃないって知らしめて、僕を離さないで」
「離す気なんか少しもない」
いつも自由に羽ばたいているのは元貴なのになぁなんて考えながらまた唇を寄せて今度は深く元貴の舌を噛むようにキスする。
「んんっ···」
甘い声を上げながら舌を差し出す元貴の表情はうっとりとしたものに変わっていて、美しいなぁと思ったそれなのに、ハッとした表情に変わって元貴は強く俺を押して離れて逃げようとした。
「ごめん···!わかいにも迷惑かけて、もうだめ···ほんとは僕のことなんか嫌だよね、うっとおしいって思ってるでしょ···」
あのまま溶けて流されてくれたらいいのに、元貴はまだ暗いところにいるみたいだった。
こんな時はいくら言葉で言っても納得はしてくれないのを俺は知っていた。
「···言葉ではわからないなら、仕方ないね」
俺は元貴の手を掴むとふかふかのベッドに押し倒し、荒々しくTシャツを捲り上げゆるいズボンも下着も脱がせてしまう。
そして自分のベルトを外すとぐるぐると手首を縛り上げる。
自由を奪ってまだ何も反応していない元貴のものを緩く握って胸に噛み付くと元貴の身体は大きく跳ねた。
「わっ、ぁっ···!ぅ···ぁ!わかい···」
舌で硬くなった突起をつついて、舐めてやりながら手を動かすと早くも先からぬるぬるとしたものが溢れてくる。
すっかり硬くなったそこを指でぐりぐりと撫でると綺麗な高音で悲鳴のような喘ぎ声をあげた。
「ひっ···ん、ふっ、ぁっ···やだっ、わかい、それだめぇ···うぅ、ぁっ」
「じゃないよね?きもちいいでしょ?びくびくしてて、すごい反応いい」
「さいきん、してないからぁ···っ、ぼくも、もう、いくぅ···」
「ん、いっていいよ」
身体にぴん、と力を入れてあっけなく元貴はいってしまってへたり、と力を抜いた。
「してないわりに、ここ···いい感じになってる」
「···!やっ、いったばっかだからっ···!ぅぁ···♡」
後孔に指を伸ばすとそこは簡単に俺の指を飲み込んで、簡単に広がっていく。
「元貴···可愛い、好きだよ···ここもっと見せて」
うつ伏せにさせてその白いむっちりとしたお尻を持ち上げると全部見えてとにかくえっちな光景で、ズボンと下着を脱ぎ捨てる。
「み、ないでぇ···はずかしいから···」
「全部好き、俺の前で泣く元貴も助けを求める元貴も可愛くて大好きなの。けど本当にそうなのか不安だよね?まだまだわかんないんでしょ?」
指を抜いて自分のを押し付けると俺も先走りでぬるぬるしていたのもあって一気に奥まで入れることができた。
元貴はハァハァと酸素を必死に吸ってそのたびにきゅぅきゅぅとそこが締まるから堪らない。
「堪んない、元貴の真っ白な背中もお尻も···中は溶けそうで···俺はめちゃくちゃ気持ちいいけどっ」
「ンぁっ!?ぼくも、気持ちいい···んっ、けどっ、苦し···♡奥ばっかぁ···」
後ろから押さえつけて挿れてるからいつもより深く入るのかもしれない。
じゃあ、と当たるところを変えて浅く突いてみる。
「ぁッ、ぅ、んっ♡そこっ、はぁっ、またいっ···♡」
びくびくと身体は震えていくいく、と小さく叫ぶ元貴を無視してじゅぷっ、といやらしい音を立てながら突くのをやめない。
「いってるってぇ··♡いくっ、またっ、とまんないっ···!」
「もう何も出ないね?中でいっちゃう元貴可愛い、女の子みたい···何回でもいっていいよ」
「やっ、やなのに、いくぅ、あっ、うん♡」
いや、なんて形だけで何より正直な元貴の表情と反応に俺も限界だった。
自分も気持ちよさを求めて腰をおさえて奥深くまで激しく打ちつける。
「ぁ、ぁッ···すご···♡おくっ、おくぅ···はげしっ···」
「元貴、好きっ···」
「ン゙ッ、ぁっ、あぁっ、あつい、の、くるぅ···♡またぁ、またっ、い、ぃくっ、いっちゃぅぅ···!」
ドクドク、と音が聞こえるんじゃないかってくらいたくさん元貴の中にたっぷりと注ぎ込む。
もちろんそこにはちゃんと薄い壁があるけどしっかりと最後まで元貴に感じて欲しくて押し付けたままで。
わかるよね?元貴。
こんなに俺は元貴を愛してるんだよ。
「···わかった?俺は元貴がもし歌えなくなっても曲を作れなくなったとしても、ずっと側にいるからね」
もはや何なのかわからない体液で濡れた元貴はぐったりと反応はない。
けどきっと起きた時、元貴は落ち着いて俺の名前を呼んで笑ってくれるだろう。
その少し伸びた黒髪を撫でて僅かばかりの休息を邪魔しないように片付けて寝顔を見つめた。
「ゆっくりおやすみ···」
元貴の不安は俺がいつだって消し去っであげるからね。
コメント
8件

最高です!!!
最近こんなのばかり書いてますが(短編センシティブ)いいのでしょうか😂