チュンチュンチュン───
『………』
もう朝か、
『晴菜?起きてる?』
返事が返ってこない。まだ寝てるのか、
スマホを見る。
水曜日のAM 6:30。
あたしが珍しく早起きだな。多分、晴菜の方が起きるの早いのに。
『……朝ご飯、どうしよう。』
ここは晴菜の家だから好きにいじったりも出来ないし、勝手に食材使うのもやばいよな〜。
ま、学校行く途中でコンビニ寄ればいいかな、
スマホの画面を消して、自分の姿を見てみる。
『……は、』
やばいやばいやばい
髪が…ぼさぼさになってる……
アイロン…駄目だ。ここは晴菜の家だから勝手に使うのは…
晴菜を起こすしかないのか、
『晴菜、起きて』
晴菜「んぅ〜?……..」
『晴菜〜』
晴菜「……..れぁ…..おはよぅ」
『おはよう。晴菜さ、アイロン持ってるでしょ?』
晴菜「あるけど……澪亜使う?」
『うん……使わせてもらってもいい?』
晴菜「いいよ〜」
『ありがとう』
───
『晴菜〜アイロンありがと〜』
晴菜「全然!」
『もうそろ家出る?』
晴菜「朝ごはんは?」
『コンビニ寄ればいいかなって』
晴菜「………あーね?」
晴菜「じゃあコンビニレッツゴー!」
────────────
色々飛ばして学校終わり
────────────
もう学校終わりか〜
………今日は家帰らないとか、
晴菜の家も2日連続は流石に無理だろうな。
晴菜が良くてもあたしが嫌だし。
タッタッタッ ─────
なんの音……?
晴菜「澪亜〜!!一緒に帰ろ!!」
『いいよ。ちょっとまって。』
『ごめん〜お待たせ晴菜』
晴菜「全然いいよ〜!」
『昨日は家泊まらせてくれてありがとうね〜』
晴菜「ぜんっぜん!!なんなら今日も泊まる?」
『それは勘弁しておくよ笑』
晴菜「うちは全然いいから泊まりたくなったらいつでも来てね!」
『うん、ありがとう』
──────────
『じゃあ、あたしここだから』
晴菜「うん!じゃあまたあしたね!」
『じゃあね』
………やっぱり、皆にも言った方がいいのかな、
事故じゃないけど、言ってないなら晴菜の時みたいな事も起こりうるだろし。
なんなら、起こる確率の方が高いよね、
『……..言ったって、無駄なのにね、』