ルカ_______
ルカ「本当に一人で行けるか?」
シャル「俺を事なんだよ思ってんだよ?」
ルカ「箱入り息子」
シャル「…間違えではないのか?」
ルカ「俺も一緒に行くよ」
シャル「いいから!まだやる事あるんだろ?」
シャル「リルもいるから平気だって」
歩いていたリルを抱き上げ、リルの腕をフリフリとルカに向かって振る。
ルカ「分かったよ…本当に気をつけてな?」
シャル「わかったよ」
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シャルロットとリルが出掛けて4時間__
ルカ「…そんな遠くじゃないはずだけど」
バッンッ!と突然寮の扉が勢いよく開き、何かがルカの顔に飛びついてきた。
ルカ「!?」
リル『きゃん!きゅ、わん!』
ルカ「どうした…?」
結構な大きさになり、焦って何かを伝えているリル。そこで此の前翻訳魔具を買った事を思い出し、すぐに取り出しリルにつけた。
リル『主が居ないの!!』
ルカ「…え?」
リル『少し離れてて、戻ったら主の荷物だけがあって主が居なかったの!』
リル『知らない人の匂いもしたし、薬の匂いもした、もしかしたら拐われたかもしれないの』
ルカ「さら、、われた?」
ルカはそういう情報に詳しい父を持つナターシャに連絡を繋げた。
ナターシャ【わかりました、直ぐに父に話します】
ルカ「俺とリルはシャルの魔力を追うよ 」
ナターシャ【分かりました。】
ルカ「リル!いくよ!」
学園の広場に出て巨大化したリルに乗り風属性で浮き、シャルロットの魔力を追いつつ場所を探した。
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ナターシャ【場所がわかりました!】
ルカ「何処!」
ナターシャ【国外のすぐ近くにある森、あそこの奥に地下がありますそこにいると思われます。】
ルカ「ありがとう」
ナターシャ【はい、ご無事に帰ってきてください】
ルカ「ああ、もちろん」
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ルカ「居た…あいつら、シャルを連れていく気か! 」
リルを馬車に向かって風で押し出す、リルが無事に馬車を壊し飛んだ瞬間に火属性を放ち馬車を爆破させた。
その爆風でシャルロットを掴んでいた手が離れ、リルがシャルロットを回収した。
シャル「…ルカ?」
ルカ「しゃるろっとっ、本当に良かったっ」
シャル「ルカ…」
ルカは泣きながらシャルロットを抱きしめた。
ルカ「大丈夫…あとはやるから、お疲れ様シャル」
シャル「うん…ね、ルカ」
ルカ「?」
シャル「1回だけ、碧、、って呼んで」
碧、シャルがシャルロットになる前の本当の名前、と思い出しすぐにその名を呼んだ。優しく、安心出来る声で。
ルカ「うん、お疲れ様碧、今はゆっくりおやすみ」
シャル「…ありがとうルカ……」
眠ってしまったシャルロットを重罪人共を踏みつけていたリルを呼び戻しその身体に寝かせた。
ルカ「あとは俺がやるから、シャルをお願い出来る?」
リル『もちろん!』
1「く、くそ、ち、違う俺達は命令されただけでっ」
2「そうなんだ、ボスに命令されて仕方なくっ」
3「本当なんだよ!」
ルカ「お前達の戯言に付き合っている暇ないんだよね、早くシャルのアクセサリー作らないとだからさ」
ルカ「だからさっさとし」
騎士団「待て!」
ルカ「…なんで邪魔するんですか」
騎士団「お前がここでやってしまでば、俺達は君を罰せなければならなくなる。」
ルカ「シャルを傷つけといて、見過ごせと?」
騎士団「その大事な一人を放って牢に入るつもりか?」
ルカ「…」
騎士団「あとは我々に任せておけ」
他の騎士団が3人を取り押さえている所に背を向けリルとシャルロットの元へ向かった。
ルカ「帰ろう、シャル、リル」
リル『かえろー!』
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19.5話 エンド 12⁄10
よく止めてくれた騎士団の人…その3人は煮るなり焼くなり好きにしてください。