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このままここから落ちてしまえば、プナールの魂は粉々に砕け散って、消えてなくなってしまうだろう。あわよくば腐葉土の床に九死に一生を取り留めたとしても、心は全治数十年の重傷、思考は砕け、掴みかけた生き方は失い、一生涯を壁の中で暮らし、痛み嘆き苦しむことだろう。そうやってこの先ずっと、レンガや岩や自分以外の何かに身を隠して、生きていくことになるだろう。この試練を、厳しくて嫌なだけの経験にしてはダメだ。
「とにかく、自分を信じろ」俺なりに必死なのだが、彼女の心に届かずお互いもがいている「それがだめなら、この俺を信じろ!」