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踏切の上

2 - 第2話 ソーダ味

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2023年09月18日

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私は夏に忘れ物をしてしまった。

だから取り返すつもりだった。

でも辞めた

頭で考えたから。


私はそこら辺のバカ共達とは違う。

だからあなたには花束を置いた。

スカートが靡る。

蝉が鳴く。

遠い電車の音。

比べられない入道雲。


全て夏のせいだ。

溶けるソーダ味のアイス。

風に揺れる向日葵。

隙間から日が差す墓地。

綺麗とは思えない踏切。

13時になってしまう時計。


全て夏のせいにしてしまいたい。

私はあなたのことをあまり知らない。

好きなものも、

嫌いなものも、


ただ、あの日くれたソーダ味のアイスが

忘れられない。

これは夏に

レイ

を探したお話。あなたがくれた最後の音。

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