主
これは私が歩んできた人生のほんの一部
私の家にはどうしようもできないバグがいる
主
まま!どこいくの?
母
ちょっとでかけるだけだよ
主
おうち1人やだ!ついてく!
母
ん!わかった!お父さんに連絡しておくね
主
うん!ありがとう!
この頃の私は幼かった。幼稚園ぐらいだろうか。ままのことがとても大好きでした。
姉
私はお父さんと家にいるね。
姉
日が回るまでには帰ってきてね
母
うん
主
いってくるね!
姉は勘づいていたんだろう ままが、母が。
狂っていることを。
主
どこいくのー?
母
もうすこしだよ
電車に揺られながら母に視線を向ける 母は私じゃなくスマホを眺めるばかりで少し悲しくなった
母
おりるよ
主
ん。!
主
主
ここどこ?
母
もうそろそろ。
主
うん!
母
ついたよ
主
おみせ?
母
うん。そう。
くらいお店。キラキラしてはいるけどお酒の匂いが強い。でも私はお酒とタバコの匂いには普段から慣れていた
しらないひと
よう!やっときたか~!
ん。お酒臭い。だいぶ飲んだんだなこの人。
母
んー!久しぶり~!!♡
しらないひと
おう!とりま何飲む?
母
生で!
しらないひと
おっけおっけー!
主
((飲むのか。
母
主はなに飲みたい?
主
ん。りんごじゅーす!
母
はいはーい
主
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不在着信
主
ん、?パパからだ。
主
主
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通話
00:00
主
ん。なあに?
父
もしもし?大丈夫?
主
うん。大丈夫。
父
わかった。ちゃんとおくれる?
主
大丈夫だよ。あとでたくしーでんわする
父
ごめんな。よろしく。なんかあったら言ってな
主
わかった!
3時間ほど母は楽しそうに飲んでた、だいぶ酔いも回る。早く連れて帰らなきゃ。
主
まま。かえろ?ねむいよぉ。
母
あーそう?じゃあちょっとまっててね
しらないひと
母
主
なんか揉めてる。はやく帰らなきゃ。
母
かえろかぁ~!
主
だいぶ酔いも回ってる。
しらないひと
タクシー呼んどいたから、ちゃんと帰れよ
主
うん。