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テラーノベル(Teller Novel)

6話です!!

長いです!!

本編へさっさと行ってしまいましょう。

それでは本編…すたぁーと

〜ゆう視点〜

ゆう

(やっぱり、神様は無慈悲だなぁ…。)

叶わない恋なのはとっくにわかってたことなのに。覚悟はしていたはずなのに、目から熱いものがこぼれおちてしまいそうで

ゆう

ごめんね。やっぱり、迷惑だよね!

ゆう

いや、別にね!いいの!叶えようなんて思ってなかったし!

心にもないことを口にしてしまう。

ゆう

やっぱりゆうさんはー。

れる

…迷惑じゃ、ない。

ゆう

え?

れる

ゆうくんの恋を、迷惑なんて思ってない。むしろ…嬉しい。

れる

れるも、ゆうくんのことは……好き、だから。

ゆう

それは…

れる

そう、恋的な意味で。

ゆう

(嘘…。頬が熱い。嬉しい。れるちが、ゆうさんを……どうしよう。嬉しい。)

ゆう

(……でも、付き合えない。ゆさんが好きになったのは、テクニックと、れるちの顔だから。)

「「でも、付き合えない」」

二人の声が重なる。

ゆう

え…れるち、なんで?

れる

ゆうくんこそ……

ゆう

(なんで?今ゆさんが好きって言ったじゃん。)

ゆう

(れるちが付き合えないって言う理由が見当たらない。それか…ゆさんを落ち着かせるための"嘘" ?)

ゆう

(好きだって言ったのはぜんぶ嘘だったの?れるち、ねぇ、れるち。
"ぜーんぶ、嘘なの?")

嫌な思考ばかりしてしまう。 れるちを信じられない。

ゆう

(違う、そうじゃない)

ゆう

(…なんで僕はこんなにだめなんだろう…。)

れる

…いや、先にゆうくんに聞くのはれるが間違ってるな。

れる

れるから話す。…あんまりいい話やないんやけど…聞いてくれる?

ゆう

(そうだ。ちゃんと理由があるんだから。聞かなくちゃ。)

ゆう

うん。僕もちゃんと…話すね。

れる

ありがとう。

れるちが大きく息を吸う。 何かを話す決心がついたようだ。

れる

れるは……れるはね、大罪人なんよ。

最初に発せられた言葉は、想像とは全然違うもので、如月ゆうを余計困惑させる言葉だった。

ゆう

れ、れるち…?なんで…?

れる

れるは、ゆうくんがこうなった原因やんか。こんなに好きなのに。

れる

なのに、自分の手でゆうくんを苦しませた。こんなれるに幸せになる資格はない。

れる

ゆうくんを愛しているから、ゆうんがれるに希望を与えてくれるのが…嫌だ。

ゆう

……

れる

れるに、ゆうくんに好いてもらう、愛してもらう資格もない。もう、れるは自分を許せない。

れるちが吐くように一気に喋った。

ゆう

(全然、そんなこと無いのに。)

ゆう

(ーそんなことない。僕が全部悪い。)

『そうだよ。君が悪いんだよ。』

ゆう

(ーなんで、れるちが思い詰めてるの。違うでしょ。)

『でも話して何になるの?君が悪いだけじゃない。』

ゆう

(ー違うの!ゆうさんが…ゆうさんが聞いてほしいんだってば!!)

ゆう

(……話さなきゃ、ゆうさんのことも。ちゃんと話して、理解してもらわなくちゃ。)

ゆう

(じゃなきゃ、れるちが勘違いしたままになっちゃう。)

ゆう

…れるち

ゆう

れるち、違うよ。あのね…?

話さなきゃ、ゆうさんがだめな人なことを。 知ってもらわなきゃ。

ゆう

ゆうさんが全部悪いんだよ。

れる

…っ…………

れる

ゆうくん……な…んでっ……

ゆう

ゆうさんが好きになったのはね?れるちじゃなくて、れるちの顔と、れるちのキスのテクニックなの。

ゆう

そんな自分が許せなくて、勝手にふさぎ込んで。勝手に我慢してただけ。

ゆう

しかもゆさん、もし付き合っちゃったら、嫉妬ばっかりして。きっともっとだめな人になっちゃう。

ゆう

(……っあーあ、言っちゃったぁー。これでもう、嫌われちゃった。)

ゆう

(でも、これでいい。れるちが勘違いしたままのほうがだめだから。)

れる

………………

れる

……ねぇ…ゆうくん。嘘ついたやろ。今。

ゆう

(え?嘘?…いやいや、今、ちゃんと本心を話したのに…。信じてもらえないの?)

ゆう

(ゆうさんは、信じてもらえないくらいだめになっちゃったの?)

ゆう

な……な…んで?

ゆう

ゆうさんは今、洗いざらい…話したよ?

あれ…なんか、声、震えてない?

ゆう

(どうしちゃったんだろ…)

れる

そんなわけない。だって、それがほんとなら、

れる

……なんでゆうくん、泣いてるの?

第6話、終わりでございます!!!!

もうクライマックスですね!!

僕の指もだんだん疲れてきました!!

それでは皆様。また次のお話出会いましょ〜

ではでは~(^^)/

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