見えない隣人

今日も、いつも通りの帰宅だ。

玄関の鍵を回すと、ドアの向こうから微かな物音が聞こえた。

ドシャッ

それを気にせず、私は重たくなった脚をリビングへと引きずった。

部屋の電気をつけ、そのままソファーに腰を下ろす。

ふと窓の外を見ると、隣の部屋のカーテンが揺れていた。

すると…

グシャ…

何かを潰す音が、またもや微かに聞こえた気がした。

と、思わずつぶやいた後、私はリモコンを手に取る。

ニュースを見てみると、アナウンサーが何かについて話していた。

すると、スマホから着信音が鳴った。

友達のリアナから電話が来ていた。

どうしたんだろう。と思いつつも、私は電話に出てみた。

会話を続けていると、いつの間にか22時になっていた。

電話を切り、私は視線をテレビに向けた。

そんな言葉をこぼした後、

私はタオルを持って、洗面所へと向かった。

数分後…

私はお風呂から上がり、寝室へと向かった。

すると、開けていなかったクローゼットが半開きになっていた。

ドライヤーの電源を入れ、濡れきっていた髪をドライヤーで次々と乾かしていく。

ドライヤーの電源を切り、ベットへと腰を下ろした。

そんな独り言を呟いていると、いつの間にか朝になっていた。

隣にあったスマホを見てみると、5時52分だった。

短い欠伸をしながらも、私はリビングへと脚を運んだ。