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千夏
菜穂
千夏
千夏
千夏に聞かれ、私は、昨日直弥君に叩かれたことを言おうと思った。
菜穂
直弥
菜穂
直弥
直弥君は何事もなかったように、やってきた。
私はとっさに立ち上がった。
千夏
直弥
直弥君はじっとこっちを見ている。
私は逃げるように、教室を出た。
廊下を走っていると、稜太が歩いてきた。
稜太
菜穂
稜太は心配そうに私を見た。
私は目を合わせないように、走って行った。
昼休みになった。
私はフラフラと廊下を歩いていた。
昨日、直弥君に叩かれたショックから、そのことで頭がいっぱいで、授業に集中できなかった。
直弥君と稜太とは、朝に会ったきりだった。
2人とも、顔を合わせないように避けていた。
進路指導室の前を通りかかると、ドアが勢いよく開いた。
中から手が伸びてきて、私の腕を掴んだ。
菜穂
直弥
菜穂
私は誰もいない教室に連れ込まれた。
バンッ。
ドアが閉められた。
直弥
直弥君は私を睨みつけてきた。
菜穂
直弥
菜穂
菜穂
直弥
直弥
直弥
直弥
直弥
直弥
直弥
直弥
菜穂
直弥
菜穂
直弥
菜穂
直弥
直弥
菜穂
菜穂
直弥
パシッ。
菜穂
私は頬を叩かれた。
直弥
菜穂
直弥
バシッ。
菜穂
思い切り叩かれて、私は床に倒れこんだ。
菜穂
直弥
ドンッ。
菜穂
蹴られて、私はその場でうずくまった。
直弥
直弥
直弥
菜穂
涙が溢れてきた。
直弥
直弥
直弥
菜穂
直弥
直弥
直弥君はドアを開けた。
直弥
それだけ言って、直弥君は出て行った。
菜穂
菜穂
菜穂
少しの間、私はその場で泣いていた。
それから、三週間が経った。
その間も、直弥君による暴力は続いていた。
私の態度で気に食わないことがある度に、誰もいない場所に連れていかれ、殴られた。
それは、学校、デート場所、直弥君の部屋など、あらゆる所で行われた。
暴力がエスカレートするのを恐れて、誰にも相談できなかった。
そのうちに、私は何も考えられなくなった。
徐々に抵抗することもやめ、何も感じなくなった。
そんなある朝、私は起きようとしたけれど、できなかった。
目は覚めているけど、体が思うように動かないのだ。
どうやら、精神的に限界を迎えていたらしい。
私はその日から学校を休むようになった。
休み始めて三日目。
私は久しぶりに外に出た。
歩いて、田んぼの傍の草むらへ行った。
そこで座り込むと、ボーっと辺りを眺めた。
稜太
振り返ると、稜太がいた。
私は驚いて立ち上がった。
稜太
菜穂
それだけ言って、私は帰ろうとした。
稜太
稜太は私の腕を掴んだ。
菜穂
稜太
私は腕を抑えた。
稜太
稜太
稜太
稜太は強引に私のシャツの袖をめくった。
菜穂
私の腕には大きな青あざができていた。
それは、この前直弥君に蹴られた時にできたものだった。
稜太
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
稜太
菜穂
私は稜太から腕を振りほどいた。
菜穂
稜太
菜穂
そう言って、私は走って家に帰った。
コメント
7件
初コメ失礼します!! 直弥くん、、、恐ろしい、、、 この話めっちゃ面白いです!こんなに面白い話がかけるの羨ましいです!!
直弥くん………😱 これから みんながどうなるのか とても楽しみです!✨✨✨