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テラーノベル(Teller Novel)

東雲遥菜

それでも好きで、

東雲遥菜

大好きだった。

東雲遥菜

どうしようもないくらいに、

東雲遥菜

大好きだった。

それは突然の事だった。

山本夏歌

おはよー!!

東雲遥菜

おはよー!!夏歌!

山本夏歌は私の高校に入ってできた1番の友達。

山本夏歌

実は遥菜に言わなきゃいけない事があるの、

東雲遥菜

どうしたの?

東雲遥菜

まさか、彼氏できたとか?!笑

軽い冗談のつもりだった。

東雲遥菜

なーんて、違うか!!笑

山本夏歌

山本夏歌

そのまさかなの!

山本夏歌

彼氏できたんだあ。

東雲遥菜

東雲遥菜

…え!!!!?

東雲遥菜

誰誰?!!

山本夏歌

遥菜と同じクラスのさ、

山本夏歌

歩夢くんなんだよね!

東雲遥菜

…え。

東雲遥菜

東雲遥菜

そ、そうなんだ、!!

東雲遥菜

おめでとう夏歌!お幸せに!

この時私は

ちゃんと笑えてたのだろうか。

まさか、

夏歌と付き合ったのが

歩夢だったなんて…。

2年前

東雲遥菜

歩夢!!!

廣田歩夢

おー、遥菜、どした??

東雲遥菜

あのね、私、

東雲遥菜

東雲遥菜

歩夢のこと好きなの、!

廣田歩夢

…え。

東雲遥菜

だから、付き合ってほしい!

廣田歩夢

廣田歩夢

ごめん、遥菜、

廣田歩夢

俺、遥菜の事そうゆう風に

廣田歩夢

見たことなかった。

東雲遥菜

あ…そ、そっか!!

東雲遥菜

ごめん!急に!

東雲遥菜

びっくりしたよね!

東雲遥菜

やっぱり、これからも友達として

東雲遥菜

仲良くしてほしい!

廣田歩夢

おう、遥菜がそれでいいなら

廣田歩夢

ごめんな

東雲遥菜

ううん、こっちこそごめんね

中学3年生の卒業式

1番仲が良くて、

私の初恋だった、廣田歩夢

でも、失恋してしまった。

学校

廣田歩夢

はよ、夏歌

山本夏歌

あ、おはよう歩夢くん!

昇降口でばったりと会ってしまった。

東雲遥菜

(気、気まずすぎる…!)

廣田歩夢

…はよ、遥菜も

東雲遥菜

あ…おはよう歩夢

山本夏歌

歩夢くん、今日一緒に帰ろうよ

廣田歩夢

ん、いいよ

廣田歩夢

じゃ、また帰りな

そうやって、夏歌の頭をポンポンして、教室へ向かって行った。

山本夏歌

やばい、やばくない?!

山本夏歌

頭ポンポンとか!!

山本夏歌

女心わかってる!!!

山本夏歌

だよね?!遥菜!!!

東雲遥菜

う、うん、そうだね

山本夏歌

そいえば、遥菜って歩夢くんと仲良いの?

東雲遥菜

えっ!?なんで?!

山本夏歌

だって、お互い下の名前呼び捨てだし…、

東雲遥菜

、中学一緒だったからだよ

山本夏歌

そうなんだあ!

山本夏歌

だからなんだね!

夏歌は、知らない。

私が歩夢を好きだった事も。

告白して振られている事も。

歩夢とは卒業式以来疎遠だった。

けど、夏歌と付き合った事で

また私が忘れていたはずの

恋心を思い出す事を

この時予想もしていなかった。

この作品はいかがでしたか?

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