必要な命

誰しも自分の命は大事だと言う

でも、、、

僕は命を放棄した

僕はいつも(これ)を言われに学校に行っている。

そして僕はいつもそう言うしかない。

なぜなら、

1年前

僕はここで間違えた。

昼休み

バタン！

バシャー！！

その日は先生に見つからないように家に帰った。

うちは母子家庭で父さんは僕が4歳の時に亡くなった。

翌日

学校

体育館裏

ブチッ！

ブチブチ！！

ブチブチブチ！！

この人本気で言ってるの？

そうだよね。本気じゃないよね。

自宅

それは恐らく高いであろう腕時計だった。

翌日

僕はここでも間違えた。

バコっ！

マサカはそれを地面に叩きつけた

僕はこの日早退した。

自宅

ガチャ

母は泣いていた

翌日

いっそ、そうしてくれ

バコっ！

カッターを渡された

手が震える。

でも初めて思った。

ここで死ぬんだなと

ん？マサカ君の顔が悲しそうに見えた。

顔が変わった。

マサカ君は笑って言った。

あれは演技だったららしい。

マサカ君は笑いながら歩いていった。

僕はいじめられている。

担任の先生も母もそれを知らない。

知っているのはいじめてる人といじめられている人だけだ。

そして今日もまた

いじめられている人は負けた。

お母さんへ ごめんなさい。

マサカ君へ ごめんなさい。

自分へ ごめんなさい。

大事な命は僕は持っていませんでした。

一年後