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無一郎
怪我はない？大丈夫？
無一郎さんは手を差し伸べてくれた
無一郎
顔が赤いけど…本当に大丈夫？
鉄星夜空
えっ…いや、だ、大丈夫です…
鉄星夜空
それより…助けてくれてありがとうございます…！
なぜだろう…胸が熱い…
無一郎
ていうか君、刀鍛冶なの？
無一郎さんは「火男」と書かれた羽織を見て言った
鉄星夜空
そうですけど…
無一郎
でも君、女の子だよね？
無一郎
里を抜け出してきたの？
鉄星夜空
刀鍛冶の里では、産まれるのは男は9割、女は1割で私は珍しいんです…
鉄星夜空
女は刀を作るのに人一倍努力が必要なんです。
鉄星夜空
…でも私は、普通の暮らしをしたかった…そして喧嘩して…
鉄星夜空
だから逃げてきたんです。
無一郎
…そうなんだ
鉄星夜空
でも私、新しく夢ができました！
無一郎
どんな夢？
鉄星夜空
それは…秘密です。
そう、私の夢は２つあって
１つは、鬼殺隊に入って人を守ること
もう１つは…
無一郎さんを最後まで守り抜くこと
そんなこと…言えるわけないでしょ？
鉄星夜空
ありがとうございました！里までの道は分かります。
無一郎
…そっか
鉄星夜空
さようなら！
無一郎
さよなら…
無一郎
（あの子の瞳…すごく綺麗だったな）
鉄星夜空
ただいま！
金斗
母さん！姉ちゃんが帰ってきた！
母さん
夜空！どこに行ってたの…
みんな心配してたのよ…
みんな心配してたのよ…
鉄星夜空
ごめんなさい…みんな
鉄星夜空
私ね、山に行ったの
母さん
！
鉄星夜空
…鬼に襲われたの。
父さん
なんだと！
鉄星夜空
でもね！無一…時透さんが助けてくれたの。
母さん
まぁ…
鉄星夜空
それでね私…
鉄星夜空
鬼殺隊に入りたいなって…
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