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初めて彼女を見た時、凄く綺麗だと思った。
話した事すら無いのに、その美貌に心を掴まれて 彼女が欲しい、あの美貌を自らの手中に入れたい、自分色に染めあげてしまいたい、なんてドス黒い感情が芽生えてしまった。
だから俺は彼女に話しかけたのだ。彼女を得る為に、偽善者の顔をして。 最初こそ怪しい者を見る目を向けらていたが、いくらか言葉を交わすのを何日か続けると、それもなくなった。
これで、ようやくスタートラインにたった俺は彼女にアプローチし続け、彼女を見初めて丁度1年たった頃、彼女に思いを伝えたのだ。
あの時の事はよく思い出せる。
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まさか、OKされるなんて、、、これは夢か? あぁ、なんて幸せなことだろうか!
なんて、気分が舞い上がって高揚した感覚は昨日のことのように思い出せる。
あれからの日々はそれはもう、幸せなんて言葉だけでは言い表す事も出来ないぐらいに幸せだった。
まず、告白を受け入れてくれた彼女に俺は服を贈った。 彼女のワードローブを全て俺色で染め上げられるほど沢山の服を。 (というか、元の彼女の服は殆ど処分させたから、彼女の服は全て俺の選んだ服になった。)
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それから程なくして、俺は彼女を家に住まわせ始めた。 兄弟には早いと言われたが、何れは結婚するのだし幸せを高めるのは早いほうが良い。
最初は彼女も困惑していたが、俺の言葉を理解して共に暮らしてくれることとなった。
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あの時からずっと、俺は彼女と籍を入れるのだと思っていた。 だが、、、
俺の確信は、粉々に砕け散ってしまった。 彼女が、、、Frankreichが失踪したのだ。
少し前までは幸せの縁に居たはずなのに、今の俺には絶望だけが広がっている。
あぁ、神よ何故、、、いや、神など居はしない。 たった今神は死んだ!ニーチェの言葉を曲解して使うのは少し憚られるが、俺にとってこの絶望は神の死の様だ。
あぁ、、、何故、、、
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そう口から零すと、返答が返ってきた。どうやら兄弟が来ていたらしい。
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本当に?俺は本当に彼女の幸せを考えていただろうか? いや、考えていた、考えていた筈なんだ。
、、、俺は、彼女の笑顔を見たことがあっただろうか? 記憶には、、、ない。いや、正確には過去に一度だけ見たことがあった。 だがその時俺はその彼女の笑った顔が、凄く醜悪に見えて気に入らなくて、、、それで、、、
あぁ、俺は、、、
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あぁ、本当に嫌だ。
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