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大雅は、マネーキリングゲームに参加するために妹の美月を祖父母に預けることにした。

祖父母宅

大雅

やあ、じいちゃん、ばあちゃん久しぶり

祖母

いらっしゃい、よく来たわね

美月

久しぶり!

祖父

よく来たな

祖母

お母さんは、元気?

大雅

うん、容態も安定してるよ

大雅

俺が、毎週見舞いに行ってるから

祖父

そういえば、トシユキ君(父)記憶喪失になったんだって?

大雅

うん

大雅

何も覚えてないんだって

大雅

多分、母さんのことも・・

大雅

俺たちのことも・・

大雅

・・っとそろそろ行かなきゃ

美月

お兄ちゃん、もう行くの?

大雅

ああ、明日から泊りがけの修学旅行だから(ウソ)

大雅

美月を家に一人置いとけないからな

大雅

じゃあ、じいちゃん、ばあちゃん美月をしばらくよろしく

祖母

ええ、楽しんできなさい

祖父

気を付けてな

大雅

じゃあ、バイバイ

美月

気をつけてね!

大雅

さて、今日は金曜日

大雅

明日のゲームの準備をするか

大雅

必要なものは・・・

大雅は、届いた手紙を見直し手紙の裏に書かれていた用意するものを見て必要なものをボストンバッグに詰め込んだ。

大雅

こんなもんかな

大雅

ついに、明日か・・

大雅

一億円をかけたゲーム

大雅

マネーキリングゲーム・・

大雅

・・なんとしてでも俺は一億円をもらう

翌日

約束の時間、朝7時の五分前に近所の公園にやってきた。

大雅

手紙には、使いのものが行くって書いてあるけど

大雅

それっぽい人は来てないな

そうして待つこと5分後、 朝、7時ピッタリに黒いワンボックスカーがやってきた。

大雅

見るからに怪しそうなバン、あれだろうな

バッグを持って、車に近づくとサングラスをかけた黒服の男が現れた。

黒服

桜井大雅か?

大雅

はい

大雅

あ、あの・・

黒服

とっとと車に乗れ

大雅

は、はい・・

ほとんど押し込まれるようにして乗り込んだ車内には他にも黒服が乗っていた。

黒服

出発しろ

黒服

はい

黒服

それから・・

すると、いきなり目の前が真っ暗になった。

大雅

わ!!

黒服

お前には会場に着くまで目隠しをしてもらう

大雅

は、はい

車が動きだしてからしばらくの時間がたった。

大雅

あ、あのもう少しで着きそうですか?

黒服

静かにしろ!

大雅

は、はいすみません

大雅

(しばらくおとなしくしておいた方が良さそうだな)

大雅

(やることもないし、少し寝るか)

しばらくうたた寝していると

黒服

・・い

黒服

・・おい!

大雅

・・は!

黒服

こんな状況でも寝ているとは

黒服

大した度胸だな

大雅

あ、あの・・

黒服

もう着いたぞ

そういえば確かに車のエンジン音が止まっている。

続いて、目隠しがはずされた。

車内には、大雅ともう一人の黒服しか乗っていなかった。

大雅

・・今、何時ですか?

黒服

あ?今は8時半だ

黒服

ゲームが始まるのは9時だ

黒服

何で待ってるのかは、他の参加者がまだ着いてないからだ

大雅

(やっぱり俺ら以外にも参加者がいたのか)

そのまま待ち続けること30分後

外から他の車が止まる音がし、黒服が無線で何かを聞いている。

大雅

(多分、他の参加者が到着したんだろうな)

黒服

おい、降りろ

大雅

え、いいんですか?

黒服

ああ、他の参加者も到着したみたいだからな

車を降りると、どこかで見覚えのある場所に出た。

大雅

・・ここって

大雅

そうだ、申し込みサイトの背景の画像だ

後ろには、不気味なお城のような建物が立っていた。

周りを見回すと、大雅の乗っていたバンの他に7台の同じような車があった。

大雅

あれに乗ってるのが他の参加者か

そうつぶやいたのと同時に次々にバンの扉が開けられ、そこからそれぞれ一人ずつ男女が降りてきた。

??

ついに到着ね

??

紗希、ぜったいに助けるからね・・

??

ここが会場なのね

??

・・・

??

うおーー!絶対に勝つぞー

??

ついに俺様の時代がきたー

??

楽しみだなー

大雅

こいつらが、他の参加者・・!

大雅

ついに、始まる

大雅

マネーキリングゲーム・・!

マネー・キリングゲーム

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