愛菜
私ね1年後に死ぬんだ
凛
えっ…急にどうした?
愛菜
嘘だと思ったでしょ?
本当なんだ
本当なんだ
愛菜
だから、好きです
私の残り少ない人生を一緒に過ごしてください
私の残り少ない人生を一緒に過ごしてください
凛
…
お願いします
お願いします
これは、嘘みたいで本当な君(愛菜)との出会いと別れの1年だ。
母親
愛菜、ごめんね
愛菜
お母さんなんで泣いているの?
泣いているお母さんに私はこんなことしか言えなかった
先生
愛菜さん、あなたは1年しか生きられません
愛菜
なんの冗談なの?
先生
これは、冗談ではありません
愛菜
嘘でしょ…なんで、私が
これが約3週間前の話 そして
愛菜
偽りでもいいから、恋がしたい
そう思って
愛菜
私の残り少ない人生を一緒に過ごしてください
大切な幼馴染に嘘をついた