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桃(幼少期
桃母
桃(幼少期
桃(幼少期
桃母
桃母
桃(幼少期
桃母
桃母
桃(幼少期
桃(幼少期
桃母
桃母
桃母
桃母
桃(幼少期
桃母
桃母
桃(幼少期
桃(幼少期
桃(幼少期
桃母
桃(幼少期
バタンッ
少し経ってから知った真実。
父親は複数の愛人がいた。
黄
桃
久しぶりに嫌な夢を見た。
黄
桃
母親にもう未練なんてない。
黄
黄
親からの愛情を幼い頃から受けられなかった。
桃
黄
黄
桃
黄
黄
桃
学校で泣くなんてな笑
何やってんだ俺。
内カメにしてスマホに写った顔は
目の下が赤くなっていて
酷い顔だった。
教室には誰もいない。
まだ外は明るいが放課後だ。
赤
桃
赤?
まただ。
今日の昼休みもそうだった。
俺たちが出会った日もだ。
赤が1人で、無表情でいる。
あのいつもへらへら笑っている赤が。
桃
声をかけてはいけない。
あの時の母親みたいにお前もー。
黄
赤
桃
教室の外で黄の声がした。
自分からは見える赤を前に
寝た振りをした。
赤
黄
赤
黄
赤
黄
黄
黄
赤
黄
桃
黄
赤
桃
黄
桃
黄
赤
黄
黄
黄
俺と赤は空返事をした。
黄は不満そうな顔をしていた。
赤
赤
赤
桃
桃
赤
赤
桃
赤
赤
赤
赤
桃
赤
赤
赤
桃
赤
赤
赤
赤
赤
赤
桃
桃
赤
赤
赤
桃
赤
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
俺は赤の手首を掴んで押し倒した
赤に母親のようになって欲しくない。
急にどこかに行ってしまったら、俺は。
父親のようになりたくない。
好きでもないのに父親似のこの顔は
異性に好かれやすかった。
誰も俺の内側を見てくれなかった。
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
俺の頬の上に生温い何かが落ちた。
桃
桃
涙。
桃
桃
大事にしたい?
そんなんじゃない。
心を埋める方法が
体を重ねる以外思い浮かばなくて
たまたま会った都合のいいやつの
願いを聞いた。
なのに約束破って
いざとなったら怖気付いて。
傷付けた。
相手を大事にしたいだなんて
綺麗事並べて。
自分のことしか考えてなかったんだ。
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
赤
泣きそうだった。
赤
赤
赤
赤
赤
桃
赤
桃
桃
赤
赤
桃
もう、桃くんと出会って数ヶ月。
まだ温かさを感じた秋風は
冷たい冬を感じさせる北風になった。
それは俺の肌を突き刺すようだった。
赤
思わずくしゃみをした。
コートを着る習慣もなく
制服だけで薄着だった。
そんなことも考えずに出てきたんだな。
細い道の真ん中で座り込んだ。
赤
「お前と一緒にいたい。」
言われて本当はすっごく嬉しかった。
体を重ねないなら俺たちの関係の
意味は無い。
そんなこと思ってない。
俺だって一緒にいるだけでも
幸せだ。
でも
きっと桃くんは一生はいてくれない。
ただの友達がずっと一緒になんて
そんなの不可能だ。
俺は愛してる人となら
ずっと一緒にいたいし
キスもハグも
えっちだって毎日したい。
でも“友達”ってそうじゃない。
将来桃くんに恋人ができて
一緒にいるはずだった俺は、
俺だけがおいていかれるんだ。
桃くんが友達じゃ駄目か?と聞いたのは
お前とはえっち出来ないって
言ってるのと同じ。
愛してくれないんだ。
可愛いって思ってもらえないんだ。
赤
赤
自分で言った言葉に傷ついて。
後悔してばっかり。
女の子じゃないから。
子供っぽいから。
好きだよ。
そう言ってくれることはないんだ。
恋人になれないんだ。
嗚呼、
赤
赤
俺は
桃くんに恋してた。