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——警察署・取り調べ後
刑事Aが書類を手に、少し疲れた様子で二人の前に立つ。
刑事A
太宰
まだ中也を抱きしめたまま、少し緊張気味に聞く。
中也
肩をすくめ、少し冗談めかして言うが、内心は冷静に構えている。
刑事A
太宰
思わず中也から手を離し、目を見開く。
胸の奥から重くのしかかっていた不安が、一気に溶ける。
中也
小さく鼻で笑いながら、太宰の肩に頭をもたれさせる。
刑事B
太宰
まだ信じられないように、中也をぎゅっと抱きしめる。
中也
肩を押してくるが、その顔は笑っている。
安心している証拠だ。
太宰
中也
小さくウインクしながら、刑事に向かって軽く頭を下げる。
刑事A
太宰
涙が出そうになりながらも、強く中也の手を握る。
中也
太宰
——こうして二人は、署を後にし、外の光の下でようやく深呼吸できた。
中也の無事と、自分たちの関係を改めて感じながら、太宰はそっと笑みを漏らす。
——警察署出口
刑事A
中也
太宰
頭を軽く下げる。まだ中也の手を握ったままだ。
刑事A
——扉の向こう、外の光が二人を包む。
太宰は深く息を吐き、胸の奥にあった緊張が溶けていくのを感じた。
太宰
中也
太宰に手を引かれながら、少し微笑む。
太宰
胸の奥で中也の存在を強く感じ、ぎゅっと手を握り返す。
中也
太宰の手をそっと握り返し、肩に寄せる。
太宰
——帰り道
太宰は歩きながら、額を軽く中也の額にコツンと当てた。
太宰
中也
太宰
少し間を置いて、でも自然に笑う。手は離さず、ぎゅっと握ったまま。
中也
小さく照れながらも、太宰を見上げる。
その目は、事件前とは比べものにならないほど安心している。
太宰
さっと中也を抱き寄せる。
中也
でも腕の中で身を任せ、ふわっと笑う。
太宰
額をくっつけたまま、中也の髪の匂いをかぐ。
中也
太宰
中也
——中也の家・玄関
ガチャッ、と扉が開く。
中也
少し緊張しつつも、安堵の色を隠せない。
太宰
控えめに頭を下げる。
中也母
厳しい声だが、どこか安心感もある。
太宰・中也
二人揃って返事をし、母の指示に従ってリビングへ向かう。
——玄関を上がると、ほのかな温かさが漂う家の中。
太宰は中也の肩にそっと手を添え、心配そうに顔を見上げる。
太宰
——中也の家・リビング
中也母が二人を見つめながら、落ち着いた口調で言った。
中也母
太宰
中也の肩にそっと手を置き、軽く頷く。
中也
少し肩をすくめ、でも表情は落ち着いている。
心の中では、外での出来事を振り返りながら、ようやく安心している。
中也母
太宰
思わず中也をぎゅっと抱きしめそうになるが、母の前で少し自重する。
中也
小さく笑みを浮かべ、太宰の手を握る。
太宰
——中也の家・リビング
中也はふと顔をほころばせて、明るい声で聞いた。
中也
中也母は少し驚きつつも、微笑んで答える。
中也母
太宰
小さく笑いながら、中也の肩をポンと叩く。
中也
太宰
中也の笑顔を見て、自然に提案する太宰。
中也
手を太宰と握り合いながら、にっこり笑う。
中也母
太宰
胸の奥で温かい感情がじんわり広がる。
中也
太宰
——事件の重みはまだ少し残っているけれど、
今は二人で、温かい家の中で、ただ一緒にいられる時間を噛み締める。
——中也の部屋、夜
中也はベッドに腰かけ、太宰に向かって小さく笑う。
中也
太宰
肩の力が抜け、少しだけ肩を揺らして息をつく。
中也
得意げに胸を張る中也。
太宰
思わず笑いながら、目を細める。
でも胸の奥には、事件の緊張がまだかすかに残っている。
中也
太宰の手をぎゅっと握る。
太宰
中也
小さくうなずき、安心した笑顔を見せる。
——二人の間に、静かであたたかい時間が流れる。
事件の余波も、今はこの“安心と信頼の時間”の前では、遠いもののように感じられた。
主
主
主
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主
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