コメント
8件
コメント遅くなってすみません💦 続きが気になるね!
やべぇ…すげぇ、、、(語彙力が語彙力に突進しました,) 🫶🫶 ふりるはいつ出るのか楽しみすぎて天井にぶっ刺さります
この不穏な空気、美味しすぎる 気が付いたら5回くらい読み直してた
ー幽の家ー
☀
自身の食事を早めに終わらせる。
そして、食卓に姉の分の朝食を並べた。
すると、ちょうど姉がリビングに顔を出した。
麗華(れいか)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
麗華(れいか)
柔らかに姉が僕に向かって微笑む。
幽(ゆう)
幽(ゆう)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
残念そうに呟く姉の発言に思わず叫んでしまった。
姉は ある出来事 がキッカケで後遺症に苦しんでいる。
体を壊しがちな姉のために、僕が色々と家事をやっていた。
幽(ゆう)
丸の助
麗華(れいか)
幽(ゆう)
鳥籠の中で大人しく寝ていたペット(文鳥)の丸の助が小さく鳴いた。
幽(ゆう)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
麗華(れいか)
真緒ちゃん、というのは姉と同じクラスの優しい同級生だ。
姉のワクワクとした明るい表情を見たのが久しぶりで、僕は非常に迷った。
幽(ゆう)
麗華(れいか)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
気づけば先生との約束の時間の10分前だった。
慌てて廊下に飛び出して、靴を履いた。
トタトタと姉が後ろから歩いてくる。
麗華(れいか)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
姉の笑顔に見守られながら、僕は外に足を踏み出した。
麗華(れいか)
リルル👾
リルル👾
麗華(れいか)
リルル👾
麗華(れいか)
リルル👾
◯月✕日(□曜日)
今日も卯月麗華……ーーーーーーは順調。
問題なし。
このまま観察を続けます。
???
???
ー学校ー
幽の教室
幽(ゆう)
朝日(あさひ)
席に座ろうとしたら、後ろから誰かに肩を叩かれる。
驚いて後ろを向くと、そこには仲の良い朝日が笑顔で立っていた。
幽(ゆう)
幽(ゆう)
朝日(あさひ)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
昨日と連絡黒板に書かれている時間割が変わっている。
昨日書いてあった時は1限目が「国語」だったはずだ。
朝日(あさひ)
朝日(あさひ)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
朝日(あさひ)
朝日の暗い表情に自分が過ちを犯したのだと気づく。
謝ったが、朝日は暗い顔をしたままだった。
朝日(あさひ)
朝日(あさひ)
幽(ゆう)
1限目…『地球外生命体学』を嫌う生徒は少なからずいる。
僕ら地球人…と共に共存している、いわゆる『宇宙人(エイリアン)』について学びたくなんかないだろう。
幽(ゆう)
朝日(あさひ)
朝日の言う宇宙人とは、リルルのことを指しているのだろう。
リルルは僕らの家の近くに宇宙船が墜落してしまい、母星に帰れなくなってしまった宇宙人だ。
宇宙船を彼女が治すまでの間、僕らが世話を見ることになった。
幽(ゆう)
幽(ゆう)
朝日(あさひ)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
朝日が宇宙人を憎む理由ーーそれは簡単。
宇宙人はーー僕ら地球人を殺すことがあるからだ。
朝日もーー…その、被害者の1人だ。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、クラスメイトの各々が席に着く。
朝日(あさひ)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
麗華の教室
麗華(れいか)
麗華(れいか)
教室のドアの前で大きく深呼吸をする。
毎日、なんだなんだ体調不良で学校に行けない日が続いていた。
教室に入るのも1ヶ月ぶりだろうか。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
息を吸ってドアに手をかけた、その時ーー
麗華(れいか)
鈴斗(りんと)
鈴斗(りんと)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
先にドアを開けられ、驚いて固まってしまった。
幸いなことに、ドアを開けたのは同級生で友人の鈴斗だった。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
真緒(まお)
零(れい)
零(れい)
麗華(れいか)
鈴斗のことを突き飛ばす勢いで顔を出した真緒は驚いた様子だ。
慌てて此方に駆け寄ってきた零も驚いた表情をしている。
真緒(まお)
真緒(まお)
麗華(れいか)
クラスの皆は次々と喜んだ様子で麗華の周りを取り囲む。
次々に話しかけられるから全てを聞き取れなかったが、みんな笑顔なのに変わりは無い。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
鈴斗(りんと)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
真緒(まお)
真緒(まお)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
真緒(まお)
零(れい)
真緒が笑顔で麗華の手を引く。
真緒や零からは偽り1つも見られない可愛らしい笑顔が浮かんでいた。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
麗華が顔を歪ませて呟いた言葉は、教室のざわめきに掻き消された。
ー放課後ー
幽の教室
幽(ゆう)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
姉からの連絡が来た為、早めに家に帰ることにした。
姉と同じ高等部に通うようになってからは(元々、中高一貫校)一緒に帰ることが増えていたが、これはしょうがない。
幽(ゆう)
誠志郎(せいしろう)
幽(ゆう)
後ろから(本日2回目)僕の同級生ーー誠志郎に抱きつかれる。
勢い余って、額を机に強打した。
幽(ゆう)
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
幽(ゆう)
思い切り誠志郎を睨みつけたが、特に効果は無いのか本人はヘラヘラと笑っている。
誠志郎(せいしろう)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
誠志郎(せいしろう)
幽(ゆう)
きっと僕はこの瞬間、ウサイン・ボルトより速く走っただろう。
彼が僕に聞きたいこと、というのは心当たりがある。ありまくりだ。
誠志郎(せいしろう)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
泣きながら追いかけてくる誠志郎から悲鳴をあげながら逃げる。
でも途中で廊下を歩く零先輩を見つけたらしく、変な声を出しながら其方に歩いていった。
幽(ゆう)
無慈悲な僕だった。
ー帰り道ー
幽(ゆう)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
僕の家の前で複数人が何か言い争ってる。
その中には特徴的な翠色の髪も見え隠れしている。
幽(ゆう)
慌てて走り寄って、僕はポカンと口を開けた。
幽(ゆう)
幽(ゆう)
?
?
リルル👾
リルル👾
幽(ゆう)
3人ーーだろうか珍しい服を身に纏った男女が僕を見詰める。
彼らのーー特徴的な服を、知らないわけがなかった……。
幽(ゆう)
?
3人のうち、1人が僕の前に立つ。
?
?
優稀(ゆうき)
優稀(ゆうき)
実愛(みのり)
優稀(ゆうき)
優稀(ゆうき)
蓮(れん)
それぞれ3人の名前が分かったのはいいが、今はそれどころじゃない。
幽(ゆう)
幽(ゆう)
リルル👾
優稀(ゆうき)
実愛(みのり)
実愛(みのり)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
蓮(れん)
幽(ゆう)
優稀(ゆうき)
優稀(ゆうき)
優稀(ゆうき)
実愛(みのり)
実愛(みのり)
ニヤニヤと笑いながら、優稀さんが僕の頭を軽く叩いた。
負けじと、僕は睨み返す。
これ以上、家族を……幸せを奪わないで。
蓮(れん)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
蓮(れん)
幽(ゆう)
実愛(みのり)
幽(ゆう)
優稀(ゆうき)
優稀(ゆうき)
幽(ゆう)
優稀(ゆうき)
優稀(ゆうき)
優稀(ゆうき)
幽(ゆう)
優稀(ゆうき)
それだけを言い残して、彼らは去っていった。
リルル👾
リルル👾
幽(ゆう)
プンプンと怒るリルルの手を思わず掴む。
リルル👾
幽(ゆう)
不思議そうにこちら見るリルルの目を、僕は見つめ返せなかった。
この時を始まりにーー僕らも知らない……"最悪の事実"が暴かれようとは思ってもいなかった……。
ちょっとした補足
それぞれ、上から男ver.と女ver.となります。
素敵なメーカー(試作品つい2)を見つけたので、使わせていただました。
彼らの服装は国直属の秘密組織、「地球外生命体管理局」の制服です。
最後のシーンで優希たちが着ていた服とは、これのことです。
幽が少し怖がるような素振りを見せているのは、彼らからはあまり良い噂を聞かないからです。
警察の過激派、みたいな感じです。
主に地球外生命体ーー宇宙人の犯罪を減らすために結成されました。
国内で起きる、宇宙人の犯罪については彼らが主に活躍します。
しかし、彼らは本当に容赦ないので敵に回すのは辞めておいた方がいいです。
宇宙人でも勝てる可能性は低いので。(持っている能力が弱ければ弱いほど)
彼らには、ある1つの噂があります。
それはーー物語を進めて知れたら良いですね。
ではーー