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[前世]

○○

(来るかな…)

??

○○さん

○○

○○

こんにちは

??

今日は早いですね

○○

はい、先生方の都合で早く終わったんです

??

じゃあ、いつもより長く○○さんと居られる笑

○○

またそうやって、 私の心の穴を埋めていく

そんな貴方を、失うことになってしまうなんて

覚悟はしていた。 けど、きっと帰ってきてくれるって願っていたからこそ、余計に悲しかった

失った悲しみで心を藍色に染まっていくようで。でも今までの貴方に対する感謝もたくさんあって。 それを忘れないよう大切にしようと思ったから、何とか前を向けたんだよ。

○○

(どうしたら思い出せるんだろ……)

──ズキン

○○

っ…

○○

(頭いった……)

??

そのいつも歌ってる歌、題名無いんですか?

○○

題名か…考えたこと無いですね…

??

あ…じゃあ、こんなのは?

○○

"────ガサガサッ "

…え、なに

この人の手が、背丈が、前よりも分かる…見える…

なんで…

何で急に……

……でも、声色と顔は見えないし聞こえない… まるでこれ以上はまだだめだと言っているかのように。

でも、雰囲気だけでも手がかりが増えただけ、まだ良いか。 にしては難関すぎるけど…

○○

(…あ、そういえば題名……)

○○

(題名もあったっけ…あの人が付けてくれたんだ…)

"…、〇…"

○○

(まずは歌の歌詞かメロディーか思い出さないと何も始まんないし…えーと…)

"〇…、〇〇…"

バシンッ

○○

痛ったぁ!?

角名

気づけよ

○○

ちょっと、か弱い女の子を叩いたらダメでしょ

角名

お前のどこがか弱いのやら…

○○

可哀想な私の肩…

角名

つか、大耳さんが昼一緒食べよって言ってたよ

○○

あ、そうなんだ。ありがとう

角名

……やっぱ付き合ってんの?

○○


違うよ、付き合ってない。

角名

最近やけに大耳さんと仲良くない?

○○

あーまぁ…相談相手?してもらってるっていうか…

角名

ふぅん…

角名

…俺には教えてくんないの

○○

教えない。

角名

…俺、頼りない?

○○

違う、角名も治も他の人もみんな信頼してる。

○○

広めたくないだけなんだ、ごめん。解決したら、いつか言うよ

角名

…そっか。

イヤホンを耳に刺していつもの如くスマホを弄り始める角名。 なんでそんな拗ねたようにするのかよく分からないけれど…音楽なんて聴いてないことは分かってるから、ちょっと拗ねた(?)彼に喋りかける。

○○

ファンの子たちがさらにあんたに近づき難くなってるんじゃない?

角名

?なんで

○○

そうやってイヤホンしてるから?

角名

逆に近づいてこないで欲しいし、めんどい。

○○

失礼だねぇ…何聴いてるの?

角名

Riru

○○

…そっか、人気だもんね
角名もそんな気に入ってるんだ、歌姫。

角名

うん。

────ズキ

○○

っ…

角名

…?どうした?

何かに殴られているかのように、突然頭痛が襲う。

○○

痛っ…

角名

えちょ、大丈夫?

ガタ

角名

保健室行こ。歩ける?

角名

〇〇。

○○

う、ん…

角名

支えるから、行くよ

○○

ありがとう…

○○

(何でこんな急に…)

【前世】

○○

〜〜♪

??

…綺麗。笑

○○

…忙しいはずなのに、いつもありがとうございます。

○○

たまにはしっかり休んでくださいね?

??

こちらこそありがとうございます。

??

でも大丈夫。〇〇さんの歌声を聴くのが癒しになるんで。

??

俺は幸せですよ笑

ドキッ、って。

貴方をどんどん好きになっていってしまうのが辛い。 この気持ちはあなたには伝える勇気もないし、 言ったところで、あなたを困らせるだけだろうから。

好きなのに、伝えられない。 伝えられなかった。

??

○○さんと出会えて、嬉しい。

"ガサッ、ガサ、"

○○

○○

(何今の…あの人の声…?)

○○

(気のせい…?)

ガラガラ

北さん

失礼します。

○○

げ、北さんの声…

北さん

(先生おらんな…)

シャッ

○○

!?
(めっちゃ容赦なく開けるじゃんこの人…!)

○○

びっ、びっくりした…

北さん

あぁ、すまんな

北さん

体調どうや、部活これるか?

○○

あ、はい…だいぶ寝たし…行きます…

北さん

無理したらあかんで。
あと、体調管理しっかりする事。

○○

ハイ…

北さん

辛そうにしてた言うてたから心配したわ。

北さん

ほんならまた部活でな。
角名にお礼言っときや。

○○

あ、はい…ありがとうございます…

ガラガラ…

○○

…はぁ

○○

(…なんか、前よりも思い出せてきてる気がする…)

○○

(さっきの声はほんとにあの人の声なのかな…)

○○

(優しくて、心地良い低音で…)

○○

…戻ろ。

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コメント

21

ユーザー

赤葦って思ってる自分が居た

ユーザー

北さんか、角名だと思う… 続き待ってます!

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