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――『スラピュータ』。
つまり、 スライムを隠す コンピュータ型の 魔導具。
これを作ると決めてからの 数日間、
私とヴィッテとスライは 暇さえあれば、計画を実現する ためのアイデアを出し合った。
結果、達したのは、 “ひとつの結論”。
マキリ
スライ
マキリ
マキリ
マキリ
マキリ
マキリ
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マキリ
マキリ
マキリ
マキリ
――資金不足。
致命的な問題に、 私は、思わず 頭を抱えてしまう。
ヴィッテ
ヴィッテ
マキリ
マキリ
ヴィッテ
マキリ
マキリ
マキリ
ヴィッテ
ヴィッテ
返事とは裏腹に、 釈然としない表情の ヴィッテ。
マキリ
マキリ
マキリ
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マキリ
マキリ
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マキリ
マキリ
ヴィッテとスライが 我が家に泊まりはじめてから、 色々と話す機会があった。
だけど、 突っ込んだ質問は できる限り避けてきた。
個人的な事情を 必要以上に詮索しまくるのも どうかと思うし…。
とはいえ、 “彼らには、お金が無い” ってのは察してた。
初対面から 私のマフィン強奪してたし!
そして“今のスライの発言”で、 “色んな出来事”が繋がった。
――人間から 魔物への敵意は 凄まじい。
スライムなんて 姿を見せただけで 瞬殺されちゃうんだよ?
あんな状況じゃ 魔物が、街で お金を稼げるわけもないし、
お金について教える ってのも 無理だと思う。
…てか、ヴィッテ父は なんで魔物に 教育係を任せたわけ??
マキリ
マキリ
マキリ
スライ
…てなわけで、
私は急きょ “こどもお金教室” を開催した。
マキリ
ヴィッテ
ヴィッテ
私がテーブルに並べた『硬貨』を 手に取ったヴィッテは、
角度を変えたり、 明かりで照らしたりしては 目を輝かせている。
マキリ
マキリ
マキリ
マキリ
ヴィッテ
ヴィッテ
ヴィッテ
マキリ
マキリ
なんでそうなる ヴィッテ…
…考え方の根本に 『奪う』が 根付き過ぎじゃない?
マキリ
マキリ
ヴィッテ
ヴィッテ
ヴィッテ
マキリ
マキリ
マキリ
ヴィッテ
マキリ
ヴィッテ
マキリ
マキリ
ヴィッテ
ヴィッテ
マキリ
マキリ
マキリ
ヴィッテ
一生懸命に 考え始めるヴィッテ。
まぁ彼女の場合、幼いから 雇ってくれる職場は ないと思うけど…
最初は家の中で“得意”を活かした お手伝いをやってもらって、 私がお小遣いをあげる形で
『お金』について 知ってもらえばいいよね!
ヴィッテ
スライ
ヴィッテ
ヴィッテ
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マキリ
マキリ
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攻撃力とか防御力って ゲームみたいな表現だな?
マキリ
マキリ
マキリ
マキリ
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マキリ
マキリ
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マキリ
――理解を超えた情報。
私の思考回路は フリーズした。
唐突な情報に混乱した私は、 手を変え品を変え 色んな質問をてみた。
聞き間違いとか、 解釈違いとかの可能性も あるじゃない?
だけどスライもヴィッテも 主張を曲げることは 一切なく――
マキリ
マキリ
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ヴィッテ
ヴィッテちゃんって どう見たって “普通の小さい子供” 。
とても強そうには 思えない。
マキリ
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ヴィッテ
ヴィッテ
椅子から飛び跳ね、 楽しそうに踊りだすヴィッテ。
マキリ
マキリ
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私が初めてこの世界に来た時、 森や街道で、 何体もの魔物に遭遇した。
だが私は、何もできず。
冒険者に助けられてなければ、 魔物に殺されてても おかしくなかったわけで…
マキリ
マキリ
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マキリ
マキリ
私は悩んだ末、 提案を受け入れる ことにした。
本当にヴィッテが強いかどうかは 正直、半信半疑だけど――
――スライがそこまで言うなら、 たぶん何か策があるんだろう。
まぁ念のため、 私は私で 色々準備しておくか!