とある日の休日。僕は外に出ることなく家でゴロゴロしていた。
外に出る理由もないし、あっても面倒臭いから結局外には出たくない
かと言って家に居てもやることがあるかと言われれば特にはないのが現実だ
今はベッドの上でなにか面白そうなアプリが無いかを探している最中
と言うのも、通学中の暇を潰すためにいくつかアプリを入れてるが
そのどれもに飽きてきて他に飽きがこなさそうなアプリがないか
それを探しているところだ。ま、そんな都合のいいアプリなんてこの世にはない
とりあえず直感的に面白そうと感じるものがあればそれで満足ではある
ボーッと眺めては下にスクロールし、また眺めてはスクロールをする
やはり都合よく面白そうなアプリなんて見つからないものだ
そう考えていた時、ふとあるアプリをみつけそこで手が止まった
ミナミ
ミナミ
ミナミ
気になりそのアプリをタップし概要を確認する。しかし、概要は何も書かれていない
ダウンロード数も初めて見る【0】という数字
怪しい怪しくないの二択を迫られた時このアプリは確実に怪しい
けど、それ以上に興味を引かれる
やっちゃダメ、〜には行くな。なんて言われたら行きたくなる、やりたくなるように
このアプリからはそんな不思議な欲を掻き立てる何かがある
その好奇心に負けてアプリのダウンロードを開始する
すぐに終わるものだが、その僅かな時間でふと『言霊』について再度知りたくなり
軽く調べて見て回る。
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
そんなことを考えていると、アプリのダウンロードが終わり自動で起動した
ミナミ
ミナミ
ミナミ
その画面はとても質素な作りだった
真っ黒な背景に白文字で『言霊アプリ』とだけ書かれており
その下には白く長い長方形と、その中に『文字を入力』とだけ書かれた何かのみ
BGMも何も無くただその画面が映し出されただけであった
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
適当に彼は視界に入ったシャーペンをそのまま文字として入力して『確定』を押す
すると、少しして彼のベッドにシャーペンが突然現れ布団に落ちる
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
再度文字を入力が、先程出てきた『確定』のボタンは見当たらない
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
そういい彼はアプリを閉じて眠りに落ちる
〜翌日〜
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
スマホを手に持ち昨日入れた言霊アプリを起動する
相も変わらず質素な画面が出てくるのみ
ミナミ
ミナミ
昨日入れたが使えなかったお金という単語を再度打ち込む
すると昨日は現れなかった確定のが現れた
ミナミ
ミナミ
そのまま何も考えず確定を押す。文字が消えてまた少しすると布団にお金が落ちてきた
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
今度は【日本の通貨で10万円】と打ち確定が出るかを試すか
結果として昨日は出てこなかったのに今回は現れた
何がトリガーで現れたのかは分からないが金が手に入るならと彼は躊躇なく『確定』ボタンを押す
今度は注文通り日本通貨で10万円が彼の前に現れた
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
また思いついた言葉を入力してみるが昨日と同じように確定ボタンは現れない
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
ミナミ
コメント
2件
さっくり読めるように短編予定のものです。 (ちなみにサムネは秒で作った自作です)