一途な嘘

jp×et 高校生 両片想い 呼び方、話し方注意

放課後、教室に残ってるのは2人だけだった

どことない沈黙が続いた

jppがふっと笑った

その一言が始まりだった

失恋仲間みたいに、放課後一緒に帰ることが増えた

この他愛のない話が、毎日を作っていた

でもふとした時に寂しそうに空を見つめるetをみてjppは思った

…この子を、泣かせたくない

数週間後

ねぇjp、私jpと本気で向き合いたいよ

この気持ちは…変じゃないかな

その言葉に驚いたけど、気づけば頷いていた

そうして、2人は付き合い始めた

最初はぎこちなかった

でも、どんな瞬間も居心地がよかった

このやり取りが日常だった

咄嗟に隠れた

だって

彼氏が別の女の子と一緒にいたから

etは心臓が痛くて、足が動かなかった

そう思った瞬間、etの中で何かが崩れた

見られているのも知っていた

俺たちは元々寂しさを 埋めるつもりで付き合った

俺は本当にetさんが好き。だからetさんの好きは本当なのか確かめたかった

それだけなんだ

この休みがもし俺のせいなら

俺は＿＿

放課後、俺は走った

連絡は取れないし、ノックも返事は無い

静かにドアが空いた

etは少し笑ってjppの胸に顔を埋めた

ー完ー