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全員個性豊かで闇と光両方あって面白い…!!✨️
グレイさん…闇深すぎでは?!私の心臓が、持たんぞ!マジで… これで、あのおっさんが来たら余計闇深くなりそう
ピェ……最高…みんなかっわわ… 闇深……( ◜ω◝ )好きっすねぇ…
Episode1『エガオ』
グレイ
昼の枯れた様な様子とは変わるネオンの輝く街
見渡せば男の腕に女が絡まり猫撫で声をあげたり
酒に酔った者も多く居る
そんな中一際目立つ真っ黒の服に白い肌の人
腰まである長い美しい黒髪、どちらかと言えば女性らしい声。 しかし少し視点を変えると
華奢なものの節々は何処か少し男性らしさを感じさせ 背はそこらの男よりずっと高い
どっちつかずの外見は性格と同じ様で
子供らしい口調だが実際は多くの男女を堕とし、捨て泣かせている
そんな屑が 『グレイ・アンコーニュ』 という存在だ
出身も性別も殆どの基本的情報が不明 確実にわかるのは彼…彼女?
グレイが他の人間と違う存在である。ただそれだけ
???
グレイ
グレイ
セレス
セレス
グレイ
グレイ
セレス
グレイ
この笑顔の女は自称グレイの"奴隷"であり いつもグレイの護衛を果たしているの
単なるエゴかまたはそれ以外の感情でか 何故かグレイは時折呆れつつも彼女を傍に置いている
グレイ
新しい玩具を見つけた子供の様に グレイは視線をセレスから変え別の女に向ける
グレイ
カリア
カリア
予想外の相手に出会った。 そんな驚いた表情と笑顔が混ざって 少し子供らしい印象を受ける女性…
いや、少女?何せこの娘は花のJK。
グレイからしたらまだ子供だ
グレイ
グレイ
カリア
グレイ
そう言いながらカリアの髪を指に絡ませ
流れる様に頬を指先で撫で
にこりと笑い別れの挨拶を告げ
繁華街の中に足を運ばせる
グレイ
セレス
ヒグレ
口元にミステリアスな笑みを浮かべ グレイとは対象的な真っ白な服に髪の女性
前の職場でグレイの面倒をよく見ていた先輩で グレイも未だに懐いている数少ない人物だ
グレイ
ヒグレ
ヒグレ
グレイ
ヒグレ
グレイ
ヒグレの言葉にそう答え、落ち着いた装飾などを眺めて椅子に座る
いつもの如くヒグレに近い場所に座り適当に注文を終える
???
するとドアが開き客が一人入ってくる
???
グレイ
カナエ
グレイ
この娘は過去にグレイにとんでもない額を貢ぎ依存して居たものの捨てられ
現在はヒグレに依存してグレイを恨んでいる。 グレイからしたら傍から迷惑な人種だ
実際のグレイは慣れている事なので然程気にはしていない様でもある
グレイが捨てたものをヒグレが再利用する なんともカナエ本人にも幸せな関係図
グレイ
カナエ
セレス
セレス
カナエ
カナエ
セレス
グレイ
ヒグレ
カナエ
ヒグレ
カナエ
ヒグレの一言で一瞬にしてとろけた笑顔になった様子は
グレイに依存仕切っていた時とよく似ており
本人が無自覚のうちにこの表情になっているという事を グレイは心の奥で少し面白がっている
ヒグレ
グレイ
グレイ
ヒグレ
ヒグレ
カナエ
皮肉を交えてもグレイにとっては痛くも痒くもない様で
笑顔を崩さないままグレイはヒグレの話を聞いている
因みにセレスはそんなグレイを眺めて満面の笑みを浮かべている
グレイ
グレイ
セレス
グレイ
セレス
カナエ
グレイ
グレイ
カナエ
グレイ
カナエ
財布から金を出しながら言うグレイと 舌打ちをして睨むカナエ
何故まぁこんなにも毎回この様な事が起きるのか。
きっと全員がそう思っている
ヒグレ
グレイ
ヒグレ
グレイ
縁起の悪い話をするこの二人は 性格の組み合わせだからこそ長続きするのだろうか
カナエ
セレス
グレイ
グレイ
セレス
セレス
答えにならないなぁ、とグレイが思っている中
あ!とグレイが声を上げる
グレイ
グレイ
セレス
グレイ
そう言いながらグレイはセレスの手を引いて料理屋に入って行く
???
???
グレイ
レイ
ここはグレイの友人兄弟の営んでいる料理屋
それなりに人気で、グレイもよく来てとっくに常連客だ
愛想の良い笑顔を浮かべているこの青年は
グレイから見ても可愛らしい部類に入る様で、 偶に玩具として遊ばれている。ちょっと不憫な存在だ
セレス
レイ
グレイ
グレイ
レナ
グレイ
そう言ってグレイはレナの両頬を解す様に引っ張る
レナ
グレイ
グレイ
レナ
無言で睨むレナに対しグレイはケラケラと笑う、 あくまでいつもどうりの事だ
レナ
レイ
レナ
先程までの無表情は一体どこに行ったのか。
兄へと向ける様な笑顔が此方に向かえば どれ程面白いのだろうか
そうグレイが思っているとレイが話し掛ける
レイ
レイ
グレイ
グレイ
自身の座る席とは向かい側の席を促す
セレス
セレス
少しはしゃいでいるセレスを頬杖を付きながら少し眺めるグレイ
客観的に見れば友達同士で食べに来ている様にしか見えないが
そうじゃないのが何とも可笑しくて仕方がない
セレス
グレイ
レイ
グレイ
グレイ
セレス
グレイ
???
聞き覚えのある女性の声が耳に入る
にこりと笑いながら少しばかり 女性的な声にして声の主の名前をあげる
グレイ
グレイ
ローリア
ローリア
セレス
ローリア
初めて会った人はどうしてもこんな反応をしてしまう
ローリア自身は可笑しくない。 可笑しいのはセレスとグレイの方だと伝えてやりたい程だ
ローリア
セレス
ローリア
セレス
微笑むセレスをが軽い恐怖心をローリアに植え付けかけている様子を見て
グレイが笑いながら制止させ、ローリアをセレスの隣に座らせる。
ローリアの分の注文はいつの間にかグレイがやっていた様で
少し世間話をしつつ料理を食べる。
一足先に彼女達より早く食べ終わったグレイは 弟に『今日は帰るのが遅くなる』 と連絡をしてスマホをしまう
そして彼女達に視線を戻し
ちまちまと動く口元やお箸とお茶碗を持つ華奢な手を見ながら
薄ら笑いを浮かべて彼女達が食べ終わるのを待っている。
途中で
セレス
ローリア
ローリア
と言われグレイは少し目を丸くする
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
等と微笑みながら言う様子は
流石としか言い様の無い程夜の店で磨かれた 持ち前の美貌を活かしたトーク力が発揮されており
二人もグレイに言われたらしょうが無い。 と言わんばかりに先程の半分程度のスピードで食べている
ローリア
セレス
グレイ
セレス
グレイ
そう言いセレスに小声で耳打ちする
グレイ
グレイ
セレス
承知しました。と言い セレスとローリアが歩いて行ったのを見てから
グレイもゆったりと歩いて行く
途中で数名のキャッチに声を掛けられたが
全員を無言でスルーするか執拗い人は足を踏んで成敗していた
グレイ
高層マンションの一室
此処がグレイの現在住んでる部屋だ。 置いている家具はどれも高級品
この家具の為、どれ程までの男女がグレイに貢いだのかは… まぁ、ご想像にお任せする
おこな
グレイ
愛猫をグレイは両手で抱え、鼻先をくっ付ける
この邪気の無いグレイの笑顔は間違いなく 餌代や玩具代を貢いでいる人間は見られないのだから
なんとも滑稽だ
グレイ
グレイ
おこな
グレイ
グレイ
おこな
遅い時刻と、正直グレイも疲れている為
ソファに腰掛け、ブランが帰ってくるのを 珈琲でも用意して待とうとグレイが思っていると
玄関の扉が開く
ブラン
グレイ
グレイ
ブラン
やる気の無い声でそう告げるグレイに似た男
数週間前に突如グレイの家に転がり込んで来た グレイの実弟職業現役ホスト
コレもグレイ程では無いがそれなりに屑だ
ブラン
グレイ
ブラン
グレイ
グレイ
ブラン
そう言いながらグレイの隣に座り 化粧を落としてヘアセットをとる
その様子をグレイは少し見て 突如ブランの襟元を掴む
ブラン
グレイ
ブラン
グレイ
グレイ
グレイが慣れた手付きで人差し指でブランの口角を上げる
ブラン
グレイ
グレイ
おこな
ブラン
グレイ
ブラン
少し怒り気味なブランとは反対にグレイはケラケラと笑う
ブランもその様子を見て少し口角が上がる
グレイ
グレイ
グレイ
ブラン
グレイ
ブラン
ボタンを押してお湯をはる
その間にシャワーを浴びる
いつもどうりの光景
布一枚纏わない白い肌が湯気で揺れる
長い前髪を少しかきあげ
少し下に向けていた顔を上げた時 鏡に映ったグレイ自身の姿が目に入った
無駄なものを全て削ぎ捨てた様な体
凹凸も目立たずマネキンや人形の様な完璧さ
『人並み外れた美貌はふとした時に自分自身を苦しめるのか』 とでも思った表情を一瞬した後
両手の人差し指を口角に当てる
そして少し目を細めながら指を上に上げ
笑顔を作る
グレイ
グレイ
グレイ
鏡に手を当ててそうグレイは笑顔で話す
口を大きく開け、少し子供らしさのある表情
すると一瞬笑いを詰まらせる。 そしてしゃがみ込み 呼吸を整える様に呟く
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
シャワーの音で邪魔が入り音が途切れ途切れになる
髪が素肌に張り付いている少しの不快感は
然程感じなくなっている
次回…Episode2『瞳』 投稿日…未定