TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

○○

それじゃあ

○○

今日はこれで終わり!

○○

いつも見てくれてありがと

○○

またね!

動画の撮影が終わると

私はふうっとため息をついた

お悩み相談系のYouTubeチャンネル

【トマトのお部屋】

顔出し、ほぼ1人喋り。

照明、カメラ、マイク

全て1人でこなしてきた

再生回数は爆発的ではない

だけど地道に伸びてきている

今では20万人のチャンネル登録者数

○○

えっと...

私はお悩み相談を中心に動画を撮っているため

視聴者の悩み事をDMで募集している

DMに送られてきた沢山の悩み事に

私は目を通した

○○

次どんな相談にしよう...

その時1人の女の子の相談が目に入った

【元彼を忘れられないです。どうしたらいいですか】

○○

これにしようかな...

編集用のメモをとりながら

私はポツリと呟いた

送ってきた女の子は

高校1年生の時に付き合っていた彼氏が忘れられない

些細な理由で別れてしまったけど

今でも忘れられない...らしい

彼は前に進んでいるのに、 私は立ち止まったままです。

どこか

自分に重なる

だけどその過去は

もう整理が着いたつもりだった

○○

いや...

もう私には関係ない

そう思い編集を始めようとしたその時

ピンポンがなった

○○

え...?

時計を見ると夜の12時を回っていた

○○

こんな時間に誰?

私はおもむろに立ち上がり

玄関に向かった

恐る恐るドアを開けると

そこに立っていたのは長身の男性だった

黒いジャージに

濡れた髪

鋭い目つき

第一印象は“怖い”だった

え、何この人

というか誰?

私が警戒していると

うるさいんだけど

さっきから

○○

え...?

もう夜中なので

大声出さないでくれますか

私は一瞬でこの場の状況を理解した

○○

え、嘘

○○

すみません

○○

防音って聞いたんですけど...

でも聞こえてるから

淡々とそう言うと

踵を返して彼は家に入っていった

本当に隣だったんだ

○○

あの声聞いた事ある様な...

○○

気のせいか

私は頭にハテナを浮かべながらも

部屋の中に入った

私はレンジでチンをしたお弁当を

机に広げた

○○

んー...美味しい

ふとさっきのお隣さんを思い出す

○○

にしても

○○

もっと優しく言ってくれてもいいのに

○○

編集...

○○

編集!?!

時間を見ると朝の五時を回ったいた

○○

やば...

○○

9時までにチェック回すのに

私は急いで取り掛かった

動画の編集が終わったのは8時半だった

○○

終わった...

○○

良かった

私は事務所に入っているため

提出期限というものがある

コンプラ違反はないか

間違っているところは無いか

事務所が確認してくれる

30分後 原マネから「OK」というスタンプが送られてきた

○○

よし...終わった

終わったという安心と同時に

睡魔が襲ってきた

○○

...眠い

気がついたら目を閉じて眠っていた

カーテンの隙間から差し込む夕日で

私は目を覚ました

○○

ん.....

○○

やばい...今何時?

私はガチガチになった首を押さえながら

ゆっくりと背筋を伸ばした

時計を見ると

夕方の6時だった

○○

うわ...まじか

肩を回しながら

キッチンに水を取りに行った

○○

ストックないから

○○

撮らないとなんだけど...

○○

うるさいって言われたんだっけ

昨日の出来事が、記憶の奥から

じわじわと浮かび上がってくる

隣の住人...あんな近くに誰かが住んでるなんて

思いもしなかった

というのも

引っ越してきて半年近く

一度も物音がたったことは無かった

それに私は女子という理由から

隣人への挨拶を控えていた

○○

んー...どうしよ

私は頭を抱えながら考えた

○○

なんか見覚えあった...

前にあったことあるのかな

顔立ちも、声も、雰囲気も。

確かに怖かったけど

それだけじゃなかった

どこかで見た事がある

○○

...誰だろ

スマホを手に取り

ぼんやりしながらSNSを開いた

ふと、おすすめ欄に流れてきた

スポーツニュースのサムネが目に留まった

《MSBYブラックジャッカル逆転勝利!》

《MVPは 佐久早 聖臣!》

○○

え...?

○○

佐久早?

その名前に胸がチクリとした

そして貼ってあったURLに飛ぶと

プレーの映像が流れる

そして昨日の隣人の顔と重なる

○○

いや...え?

○○

そんなわけない

画面の中の彼は

試合後も1人だけクールな表情で

歓声にもチームメイトのハイタッチにも

どこか距離があるようだった

私は持っていたコップを置いて

スマホを握りしめた

《それではインタビューをお願いします!》

《お疲れ様です!佐久早選手!》

マイクを向けられた瞬間

一瞬だけ見せた笑み

間違いなかった

○○の脳裏に

制服姿の私と彼が

並んで歩く記憶が、ふっと蘇る

○○

あの...佐久早が?

思わず声を出し

隣の部屋の方を見る

鼓動が早くなるのがわかった

だけどそれが【動揺】か【懐かしさ】なのか

私には分からなかった

この作品はいかがでしたか?

142

コメント

3

ユーザー

佐久早聖臣ッッ!!🎶💞💞 最高です🍥🎀

ユーザー

さくさくやー!!!楽しみすぎるー!

ユーザー

こんにちはきんにくまんです! 今回は佐久早くんを書いていこうかなって思ってます🥺 まだ物語を作ってる途中なので不定期にはなると思うんですけど...是非見てくれたら嬉しいです👀✨

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚