僕は宙に舞って
君は笑顔で泣いた
「またね」って
僕は言った
初めは突然で
君は現れた
「なにしてるの?」
「一人ぼっちなの?」
その一言が
僕にはよく聞こえ
笑って答える
「そうだよ」と
嗚呼僕は
君を最後まで
困らせてしまったなぁなんて
君に聞こえる筈ないのに
思わず呟いてしまったな
信頼はしてない
嫌われるだけだから
でも、少しだけ
期待しちゃったなぁ
君は言った
「貴方はすぐ消えそうだ」
「…泣いてるの?」って
一雫の水滴が
頬を伝った
僕はそっと
右腕を隠した
ごめんね
「ごめんなさい」
「貴方の右腕にはもう、気付いていました」
って
「ごめんなさい」
ねぇ泣かないでよ
君には笑ってほしいんだ___
ねぇお願い
君のその笑顔が
大好きだから
僕は笑う
「気にしてないよ」
「そんな事、気付いていたよ」
精一杯の僕の笑みだって
君には見透かされるんだ
最後に僕は言う
大好きだよ
これが僕の昔話
あの子が存在してた物語___
あの子の「存在証明」_______
コメント
12件
え、すごい泣く。 今のボロボロの心にしみる
はぁぁぁぁ、 案外短いのに、 すごい、なんか、こう、 感動ができる…… さっすが俺の妹の凪!