蘇枋 隼飛
桜くん、君なんでしょ?
星野 晴斗
……
楡井 秋彦
……(キョロキョロ
十亀 条
……
星野 晴斗
……なんでわかったんだよ
蘇枋 隼飛
うーん、なんでって言われると難しいけど
蘇枋 隼飛
なんとなくかな
星野 晴斗
は……?
蘇枋 隼飛
確かに、桜くんは星野くんに似てるよ
蘇枋 隼飛
負けず嫌いな所も、食い意地が張ってるところも
蘇枋 隼飛
そして、優しいところも
楡井 秋彦
……
蘇枋 隼飛
だけどね、やっぱり違うんだよ
蘇枋 隼飛
彼と君じゃ、やっぱり違う人間なんだよ
十亀 条
……
星野 晴斗
……そうか
蘇枋 隼飛
ごめんね、せっかく隠しといてくれたのに
星野 晴斗
いいや、今思えばお前に隠し事は無理だ
星野 晴斗
こっちこそ黙っててすまねぇ
蘇枋 隼飛
ううん、別にいいよ
蘇枋 隼飛
にれくんもごめんね
楡井 秋彦
いいえ、謝るのはこっちの方です
楡井 秋彦
蘇枋さんの心を弄ぶような真似を……
蘇枋 隼飛
大丈夫、そんなこと考えてないから
蘇枋 隼飛
十亀さんも、迷惑かけてすみません
十亀 条
こっちこそごめんねぇ
十亀 条
ちゃんと説明出来れば良かったよぉ……
蘇枋 隼飛
……桜くん
蘇枋 隼飛
ひとつ聞いていいかな?
星野 晴斗
なんだ?
蘇枋 隼飛
……彼は
蘇枋 隼飛
俺と仲直りしたかったのかな?
星野 晴斗
……わかんねぇ
蘇枋 隼飛
……
星野 晴斗
だけど
星野 晴斗
もし、本当にこいつと俺が似てるのなら
星野 晴斗
多分
また、仲良くしたい
蘇枋 隼飛
!
星野 晴斗
そう思ったんじゃないか?
蘇枋 隼飛
……そっか
蘇枋 隼飛
そっか……(ポロポロ
楡井 秋彦
落ち着きました?
蘇枋 隼飛
うん、ごめんね
星野 晴斗
確かにびっくりはしたけど、別に泣きたい時に泣いていいだろ
十亀 条
ウンウン
蘇枋 隼飛
……ありがとう
蘇枋 隼飛
それで、なんでここで特訓なんてしてたんだい?
楡井 秋彦
……実は
星野 晴斗
今度、Wingとぶつかろうと思ってる
蘇枋 隼飛
!
星野 晴斗
その時までに強くなっとかなきゃいけねぇんだよ
星野 晴斗
……蘇枋
星野 晴斗
こんな後に言うのもおかしいけど
星野 晴斗
力を貸してほしい
蘇枋 隼飛
……(ニコッ
蘇枋 隼飛
もちろんだよ
蘇枋 隼飛
級長を支えるのが俺の役目だから
星野 晴斗
……ありがとう
星野 晴斗
これからも、よろしくな
蘇枋 隼飛
こっちこそ、よろしくね
楡井 秋彦
……(ウルウル
十亀 条
……(微笑
星野 晴斗
……ってなんで泣きそうになってんだよ!
楡井 秋彦
だって……(ウルウル
蘇枋 隼飛
別にいいじゃないか
蘇枋 隼飛
そういえば、役割とか決まってるのかい?
星野 晴斗
ああ
星野 晴斗
俺、蘇枋、十亀、兎耳山は特攻
星野 晴斗
他はそのサポートなど
星野 晴斗
楡井は情報収集
星野 晴斗
ってかんじだ
蘇枋 隼飛
了解
楡井 秋彦
蘇枋さん!
楡井 秋彦
また、特訓お願いしてもいいでしょうか!
蘇枋 隼飛
うん、いいよ
蘇枋 隼飛
ついでに桜くんもやるかい?
星野 晴斗
え?
蘇枋 隼飛
だって他の人とやった方が学べるし、色んな状況にも対応出来るでしょ?
星野 晴斗
……そうだな
蘇枋 隼飛
じゃあ、明日から早速頑張ろうか(シャラ
楡井 秋彦
はい!
星野 晴斗
いくらでもやってやる!
十亀 条
……(ニコッ
十亀 条
(このメンバーなら本当に勝てそうだなぁ)
楡井 秋彦
流石に暗いですね……
蘇枋 隼飛
そうだね
星野 晴斗
……
楡井 秋彦
どうしたんですか?
星野 晴斗
……なんでもねぇ
蘇枋 隼飛
……桜くん
蘇枋 隼飛
今君が思ってること、当ててあげようか
星野 晴斗
は、何急に……
蘇枋 隼飛
「蘇枋は、星野が居なくなったって知って寂しくないのか」
星野 晴斗
!
蘇枋 隼飛
……確かに、寂しいよ
蘇枋 隼飛
だけどね
蘇枋 隼飛
同時に、桜くんが帰ってきて良かったって
蘇枋 隼飛
そう思ったんだよ
星野 晴斗
……///
蘇枋 隼飛
もう、そんな照れなくてもいいのにー
星野 晴斗
て、照れてねぇ……/////
楡井 秋彦
蘇枋さん、そのくらいに……
桜くん、今言ったことは本心だよ
君が帰ってきてくれて、本当に嬉しかった
帰ってきてくれて
ありがとう