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#シンママ
沙華やや子
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玉葱三太郎
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コメント
1件
わあ、もう完全に恋に落ちるスピードが眩しいですね……!プラチナのペアリングにイニシャルと「Eternal」を入れるなんて、もう永遠の約束みたいで胸がときめきました。結莉さんが「愛してる……」と耳元で囁くシーン、あの距離感がすごく好きです。お互いの気持ちを確かめ合う二人の空気感が、丁寧に描かれていてとても温かい気持ちになりました。次も楽しみにしてます🌷
結莉
羽矢斗
駅ナカまで二人は戻った。たくさんのジュエリーショップや洋服店、雑貨店などが並んでいるビルが併設されている駅だ。
たまたまエレベーターは二人きり。
結莉と羽矢斗は再び手を繋いでいた。そして7階までのエレベーター内、なんだか結莉の女が疼いた。
ギュッ!
結莉は、羽矢斗に向かい合い抱きついたのだ。
すると、羽矢斗は痛いほど抱きしめ返してきた。
羽矢斗
結莉はコクリ、と頷いただけ。
フロアボタンが『7』をオレンジ色に光らせた。
二人はピッタリ寄り添いながらエレベーターを降りた。
そのフロアーはジュエリーの階だった。
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
いろんな意味で目がハートになっている結莉。
ジュエリーショップ店員
上品な女性店員が声をかけてきた。
結莉
ジュエリーショップ店員
結莉は丁度ガラスケースの中の指輪の数々に見惚れているところだった。
羽矢斗
だなんて、羽矢斗が夢のようなことを言う!
そこで結莉は想った。
結莉
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
お安くはない……。わかっている……。
でも結莉は羽矢斗に思いっきり甘えたくなった。
そんな風に男性に甘えたことがこれまで一度もない。
羽矢斗
結莉
ともお願いした。
……とは言ったものの、やはりガラスケースの中で輝くリングたちのお値段を見ると気が引けて来る……。
結莉は、比較的お安い物(……それでももちろんウン万円だ……)の中から、ピンと来た素敵なデザインを選んだ。
羽矢斗
と羽矢斗が店員に尋ねる。
ジュエリーショップ店員
羽矢斗が結莉の目を優しく見た。
うんうん、と頷きOKサインを出す結莉。
結莉
二人で話し合った結果、指輪には『H&Y♡Eternal』と入れることにした。 もちろん『H』と『Y』は互いのイニシャル。 そして『Eternal』……。
あっという間に二人はまるでそう、タロットカードの『The Lovers』のように、何者かに陶酔を迫られるかの如く一気に恋に堕ちた。
それが『永遠』に続くと予感し二人は『Eternal』の文字を選んだのだ。
羽矢斗
結莉
甘やかな香りに二人は包まれた。
名入れに時間がかかるため、いったんジュエリーショップを出た結莉と羽矢斗。
店を出てすぐに結莉は歓びの余り羽矢斗の腕にしがみついて、顔をのぞき込んだ。
結莉
羽矢斗
しばし二人は黙ってそぞろに、店が並ぶ駅ナカを歩いた。
羽矢斗
結莉
さっきのようにイチャイチャしたかったけど、エレベーターには人がたくさん乗った。
ただ、二人の握った手はずっと離れない。
***
羽矢斗
結莉
ワクワクした結莉の頬が緩む。
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗はチョコレートケーキとレモンティーを、そして結莉はもちろん大好物のプリンパフェにパクつく。
羽矢斗
結莉
羽矢斗
手にした銀のスプーンを光らせ、結莉は
結莉
と極上のスマイル。
羽矢斗はとても嬉しそうだ。
無論、喫茶店でもアツアツの二人。
おしゃべりしたり、黙って見つめ合ったり……。
二人はせっかちな恋のキューピットにハートを射抜かれたのだろうか。
互いに惹かれ合って行く速度が怖いぐらいだ。
丁度良い時間になった。再びジュエリーショップへ行く結莉と羽矢斗。
結莉
羽矢斗
と羽矢斗が店員に言う。
ジュエリーショップ店員
二人はそれぞれ、右手の薬指にプラチナリングをはめた。
『恋人同士のイニシャルに“永遠”』と彫られた指輪を。
結莉
なんて思いついた瞬間、娘の皐月を思い出した結莉。
そろそろ帰らないと、夕方4時半だ。
自分の指輪をはめた右手を、羽矢斗の指に絡ませ歩く幸せを存分に味わいつつ結莉は歩いている。
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗の右手の薬指もキラリと指輪が光る。
そうして二人、改札をくぐり電車に乗った。帰りは少し混んでいて、二人とも立っている。
結莉
羽矢斗
そう言った直後、羽矢斗は結莉の耳元に口を近づけた。
羽矢斗
ちょっぴり下を向いた後すぐ、結莉は少しだけ背伸びをして、同じように羽矢斗の耳元に囁いた。
結莉
二人は無数のハートに包まれながら見つめ合った。
結莉の降りる駅に到着した。
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
電車のドアが閉まった。この間と同じよう、羽矢斗を乗せた電車がミニチュアサイズになるまでホームに立ち、見つめていた結莉。