流れてきた"何か"は 近づけば近づくほどその形があきらかになっていった
テヒョン
え……
テヒョン
あれは
自分と歳も余り変わらないくらいだろうか 若い異国の服に身を包んだ男が 月明かりに照らされて浮かび上がった。
テヒョン
人……!?
テヒョン
どうしようッ
近寄って襲われたら 異国のスパイだったら もしかしたら人間じゃないかも。 そう考えているうちに男が岸に流れ着いた
ー うぅ……
テヒョン
…ッ
テヒョン
苦しそう…
テヒョン
助けなきゃ
ジョングク
なんか
ジョングク
その話聞いたことありますね
その話に聞き覚えがあるようなそんな気がした。
ジョングク
誰が言ってたんだっけ
ジン
有名な話だから
ジン
知っててもおかしくないだろ
何だこの感じ… まるでずっと前から知っていたみたい 僕自身の話を聞いているみたい なんか懐かしい感じがする
ジョングク
好きなんですよね
ジョングク
こういう話
ジン
そんな話ヒョンは初めて聞いたぞ
ジョングク
ハッピーエンドで終わるところが
ジョングク
幸せな気持ちになれて好きなんです
ジミン
へぇ意外
ジミン
絵本とか興味無さそうなのに𐤔𐤔𐤔
ジミン
人は見かけによらないね
ジョングク
でもなんだろう
ジョングク
この話はバットエンドな気がする
ジミン
え?
ジン
…
ー なんでだよ𐤔𐤔 そう笑うジミニヒョンに対して ジニヒョンは独りどこか寂しげな表情をしていた
ー ……グガッ
ぼーっとしていると 誰かに名前を呼ばれて返事をする
ジョングク
あッはい?
ジミン
え、どうしたの𐤔𐤔𐤔
ジョングク
え?呼びませんでしたか?
ジン
呼んでないぞ?𐤔𐤔𐤔
ー 寝ぼけてるのか?𐤔𐤔𐤔 ヒョンたちはそう笑った