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青
何時間経っただろうか。
どうしてこうなったのだろうか。
思い出せはしない。
助けを何度求めても。
誰も来やしない。
青
ガチャッ
青
???
聴き慣れた声。
僕はすぐ誰が来たか分かった。
〜桃目線〜
桃
既読のつかない。あいつとのLINEを見て。
これはただ事ではない。と、察した。
桃
そう祈って、俺は黄の家へ。向かった。
くそ…黄に限って、鍵の閉め忘れなんてないなどわかっていたが…
閉め忘れてたわ。
ガチャッ
玄関には二つの靴。
散らかったリビング。
その瞬間全てを見たような。気がした。
桃
幸い。今は黄不在の様だ。
ガチャッ…
ガチャッ
ガチャッ
なんで…どこにもいない…ドアは全て開けたはず…
桃
青
桃
クローゼットから、声が聞こえた気がした…
その声は紛れもなく青で…
不安と悲しみが混ざった様な声だった…
ガチャッ
い…た…
クローゼットの奥にもう一つ部屋があったみたいだ…
青
桃
手首を縄で縛られ、
目隠しをされてる青。
ゾクッ…
不覚にも、その光景が、
可愛いと、思ってしまった。
桃