苦しくて、嫌な気持ちで溢れ かえった俺の目からは 涙が出ていた。
ご飯中なのに、 平野さんと一緒に居るのに、 迷惑掛けちゃう、 うざがられちゃう、
そう思って、 急いで涙を拭いて
廉
謝ろうとした、 すると、平野さんが
紫耀
俺の頭を優しく撫でながら そう問いかける平野さん
話せない、話せるわけない。
自分の醜さに泣いてるなんて、
言えっこない、
そう思って、俺は、ふるふると 首を振る
紫耀
そう優しく言ってくれる平野さんに また涙が溢れそうになる。
でも、グッと堪え、 涙を引っ込めた
廉
そう言うと、
紫耀
って言って微笑み、 お弁当を食べ始める平野さん。
俺はこんな1軍様に会った事ない、 1番下の存在の俺にでも優しくして くれる、
仲良くはなりたい、
だけど…、
過去に縛られ過ぎって 言われたんやけどなぁ
気にしてしまうもんは、 気にしてしまうもん。
はぁ、いつになったら この深い暗い闇の底から 抜け出せるんやろ…
そんな事を考えながら、 俺もお弁当を食べる
食べ終わり、 お弁当を片付け、 立ち上がる
平野さんも食べ終わったらしくて お弁当を片付けて立ち上がる。
紫耀
…そういえば、なんか、 授業中に頼まれてたわ、
校舎案内
そうして、俺は 時間が許す限り、 校舎内を案内した。
周りからの視線がキツくて、 逃げ出しそうになったけど、
なんとか、頑張って、案内を終えた
紫耀
そう笑顔で言う
…嬉しい、そんな気持ちが 出てくると同時に
1人になりたい、 人と関わりたくない
という、いつもと同じ感情が 俺の脳内を支配する
自分の脳内の気持ちを無視して、
1番最初に感じた、嬉しい、 という気持ちに集中させた
そして俺は、こくんと頷いた
昼休みが終わる前の予鈴が 鳴り響く
俺らは急いで教室に戻って
掃除場所へと向かった。
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