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私には好きな人がいる。 それは、幼なじみの竹田快翔。 幼稚園から小・中、そして現在の高校までずっと一緒。 ついこの間まで何も意識していなかったけど、突然恋心を抱くようになった。

この日の1限目は体育のバスケだった。

快翔

はぁ、もうバスケなんて一生やりたくねぇ。

杏那

何で?
めっちゃシュート決めてたじゃん笑

快翔

いや、それはそうだけどあちぃ

快翔

あんな、タオル貸して

杏那

いいけど、次からは自分で持ってきてよね

快翔

はいはい
さんきゅ!

帰りのホームルーム

篠崎先生

明後日から期末考査が始まるので、提出物は全て終わらし、良い点数がとれるようきちんと勉強しといてください。

篠崎先生

起立、礼
ありがとうございました

生徒

ありがとうございました

快翔

もう期末かよ
はやくね?

杏那

そうでもないよ?

快翔

つい最近中間あった気がする

快翔

あーもう、だる

杏那

そんなに弱音はかないでよ~

快翔

ま、今日はゆうしんたちとカラオケ行くとするかー

杏那

は?勉強せずに遊びに行くの?
頭悪いのに?

快翔

おま、ちょ、頭悪いは失礼だな。

杏那

だってほんとのことじゃん?笑

快翔

勉強は明日から。
じゃあな~また明日

杏那

もう

杏那

ふう~疲れた

杏那

今回の期末、得意分野多いからちょっと自信あるかも笑

杏那は独り言を呟きながら、勉強を始めた。

そして、ふと考えた

杏那

(はぁ。かいとと何気なく毎日話してるけど、何かモヤモヤするなぁ…)

杏那

(タオル貸してって言われたの、実はめっちゃ嬉しかったんだよなー笑
両想いならいいのに。)

杏那

あーもう!
好きって言いたいけど言えない!
この関係崩したくないし…

快翔

あんなー

杏那

なに?

快翔

悪いけど、明日の放課後さ、勉強教えてほしい

杏那

え、急に何で?

(やばー!!!)

快翔

中間のとき点数悪かったからさ、やっぱ今回頑張ろうかなって思っただけなんだけど笑

杏那

珍しいね笑

杏那

いいよ

快翔

お、まじ?
あと2日しかないけど、数学だけ頼むわ

杏那

はーい

快翔

さんきゅ!

(えぇどうしよ!!) (嬉しいけど緊張する…///)

翌日

快翔

おぉあんな、今日結構遅くなるかもだけどいい?

杏那

おはよ、全然大丈夫!

快翔

まじサンキューな

杏那

いいえ~

(かいとと2人きりで遅くまでいれるなんて、良いに決まってんじゃん!!) (あー、今日どうなるんだろ。)

放課後

快翔

悪いねぇ笑笑

杏那

思ってないでしょ笑

快翔

いや、思ってるよ!笑

杏那

で、どこ教えてほしいのか言って?

快翔

この、不等式と二次関数と微分積分学と…

杏那

いやいや、ほぼ全部じゃん!

快翔

だって数学わけわからんもん

杏那

じゃあ1個ずつやっていこうよ
その方が効率良いし。

快翔

よろしくー

杏那

うん

私はできるだけ分かりやすく快翔に教えながら勉強した。 時間は過ぎていき、19時になろうとしていた頃。

快翔

あ~、あんなのおかげでテスト間に合いそうだわ
まじ感謝!ありがとう!

杏那

理解できたなら良かったけど、もっと前から始めた方がいいよ?笑

快翔

はーい、今度からそうする

杏那

うん笑

快翔

てかさー、俺らってずっと一緒じゃね?

杏那

そりゃそうでしょ、幼なじみなんだし。

快翔

あんなは変わんねぇよなー

杏那

何が?

快翔

その、ちょっと冷たい雰囲気とか、頭良いとことか…

杏那

冷たい??
私はかいとだけに冷たくしてるだけですけど

快翔

え、ひどくね??

杏那

いや、1番親しみがあるんだから良いでしょ笑

(ほんとは、好きだから、なんだけどね笑)

快翔

お前何で彼氏できねぇの?

杏那

いや私に聞かれても

杏那

かいとだってそうじゃん

快翔

俺は別にいいって感じ。

杏那

ふーん

外は暗く、静まり返る教室

快翔

好きな人つくれば?

杏那

好きな人…

快翔

え、何、いるの?笑笑

杏那

いないし!
いるわけない!

(あー、快翔とこういう話したくないのに! 余計ドキドキしちゃうじゃん…)

快翔

顔あっか笑

杏那

黙って

快翔

え?

杏那

もううるさいよかいと

快翔

冗談だし

そして杏那は席を立ち、恥ずかしそうに話す

杏那

かいと…

快翔

なに?

杏那

幼なじみって、何…?

快翔

え、幼い頃から一緒にいて、仲良い

快翔

じゃないの?

杏那

やっぱかいとにはそう見えてる?

快翔

どういうこと笑

杏那

私…好きな人いる

快翔

やっぱりね!
見たら分かるわ!

杏那

かいと

快翔

俺?

杏那

うん…

快翔

まじかよ!笑

杏那

ほんとだよ??
幼なじみだから言えなかったけど、かいととこうやって毎日話してたら、いつの間にか好きになってた…

快翔

そっか…笑

杏那

はぁ、ごめんね、帰ろう

言ってしまった罪悪感と恥ずかしさに私は消えたい気持ちでいっぱい。

私が席から外れたとき、快翔にとめられた

快翔

まって

杏那

え?

快翔

俺、あんなに好かれてるなって、ちょっと気づいてた笑

杏那

そうなの?
恥ず…

快翔

うん、だからわざと話しかけたりしてたんだけど、まさかほんとにそうくるとはね!

杏那

気づいてたなら言ってよ

快翔

言えねぇだろ

杏那

はぁ、今まで期待してたの損した気分

快翔

何でだよ

杏那

だって、家にいるときも考えたりしてたからさー…

杏那

この話、なかったことにしよう

快翔が杏那にキスをした

杏那

………

杏那

ねぇ、何どうしたのなんで…

快翔

俺だって好きだったから…///

杏那

うそ…

快翔

まじ笑

快翔

だから、モヤモヤさせてごめんなって

快翔

こういうの、俺からいった方がかっこ良くね?笑

杏那

自分で言うなし

心臓ばっくばく キスした、やばくない???///

快翔

あんな、俺たち付き合お

杏那

え?

快翔

幼なじみじゃなくて、恋人

杏那

冗談抜きで言ってる?

快翔

うん、これはガチ

杏那

(泣きそ…)

杏那

うん、よろしく…

快翔

じゃあこれからは俺の大事な彼女として、よろしくな!

杏那

こちらこそ…!

快翔は杏那をぎゅーっとハグした

快翔

ごめんな、こんな暗い時間まで。

杏那

ううん、私は全然平気。

快翔

家まで送ってやるよ

杏那

え、ありがとう…笑笑

そう言って、手を繋いで、家まで帰った。

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