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一番星のキミに恋するほどに切なくて。

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一番星のキミに恋するほどに切なくて。

1 - 一番星のキミに恋するほどに切なくて。

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2021年10月30日

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阿部亮平

「ほ、ほら、人間っていつかは死んじゃうんでしょ?だから…えと、まずは、なんでも受け入れることが大切かなぁ、
なんて…。」

阿部亮平

うぅっ!苦しまぎれだよ!!
あわててごまかしたから、お願い……
どうか気づかないで……。
バレたら家に帰されちゃう……。

宮舘涼太

……そういうことか

阿部亮平

「う、うん。そうそう」

阿部亮平

とりあえず、ごまかせたみたいだ。
危なかったぁ……。

阿部亮平

「そういえば、僕を襲ってきた人たち、
涼太さんはさんのこと知ってたよね?」

阿部亮平

涼太さんの顔を見ただけで、逃げていったような……。

宮舘涼太

「あそこら辺は狼牙の縄張りだからな
それに、俺は狼牙の総長だから」

阿部亮平

「そ、総長さんですか!!」

阿部亮平

涼太さん、ますますすごい人なんだなって思い知らされる。

阿部亮平

「じゃ、じゃあ、部下を従えたりとか!タイマンに張ったりとか!!」

宮舘涼太

「おい!!落ちつけ」

阿部亮平

身を乗り出すと、涼太さんは苦笑いした

宮舘涼太

「それより、お前、そろそろ風呂入れ
寝る時間が遅くなるぞ」

阿部亮平

「あ……」

阿部亮平

言われて部屋の時計を見ると、とうに日付は変わり、2時を回っていた。

宮舘涼太

「話ならあとでいくらでも聞いてやるから、いつ寝落ちしてもいいようにしとけ」

阿部亮平

そう言ってポイッとタオルを投げられる

阿部亮平

「ふぁい……」

阿部亮平

ポフッと顔面にぶつかったそれを受け取って、言われたとおりお風呂に入ることにした。

阿部亮平

ーチャポン。(浸かる音)

阿部亮平

「あったかい……」

阿部亮平

ずっと外にいたせいか、体が冷えきっていた。10月といえど、夜はやっぱり冷える。
湯船に浸かると、体の芯から温まるようだ。図々しいと思うけど、涼太さんより
先にお風呂に入らせてもらっている。
涼太さんのことを質問攻めにしてしまっていたなと反省する。

阿部亮平

「ちょっと疲れてたかな……」

阿部亮平

やりすぎた……。
お風呂出たら、ちゃんと謝ろう。
ふと、自分の腕を見つめる。
そこには無数の青いあざができている。
これは、白血病患者にできるもの。
血小板が正常に作られなくて血が止まりにくいから、手をぶつけたりすると、
すぐに内出血する。

阿部亮平

「治療をしなければ、あと3ヶ月の命、
かぁ……」

阿部亮平

したとしても、完治するかわかんないし
抗がん剤治療はすごく辛いものだって
聞いた。
長くて短い、僕の生きる時間。
僕が白血病だとわかったのは1週間前。
登校中、38.5℃の発熱で倒れたことから
始まった。
最初はただの風邪だと診断されたけど
熱がいっこうに下がらないため、
血液検査をすることになった。
それで…白血病だと判明。
僕の命にリミットがついた。

阿部亮平

「期間限定の命……」

阿部亮平

この命を終えるとき、僕はなにを思うんだろう。
みんなの負担にならずに死ねることを喜ぶのだろうか。
…今の僕に、その答えはわからない。

阿部亮平

「お風呂ありがとうございました!!」

阿部亮平

お風呂から出ると、涼太さんはベットに横になっていた。
僕は首からタオルをかけて、涼太さんに駆けよる。

宮舘涼太

「早かったなぁ」

阿部亮平

涼太さんはベットに横になりながら、前髪をかきあげた。その仕草がなんか色っぽい。

宮舘涼太

「……なんだ?」

阿部亮平

涼太さんは怪訝そうに僕を見上げる。
ドキンッ。
心臓が飛び跳ねる。
やっぱりカッコイイよね、涼太さん。
モデルさんみたい。

阿部亮平

「なんでも…ない。涼太さん、もう寝るの?」

阿部亮平

ベットに肘をついて、涼太さんを見つめる。

宮舘涼太

「……俺も風呂に入る」

阿部亮平

涼太さんはベットからおりて、さっさとお風呂に行ってしまった。

阿部亮平

「なんか…ひかるお兄ちゃんとはちがうタイプのお兄ちゃん?」

阿部亮平

独り言なのに疑問形。
それがなんだかおかしくて、笑ってしまった。

阿部亮平

「ふあぁ〜…」

阿部亮平

眠い。
今日はすごく疲れた。
いろいろあったもんね。
さっきまで涼太さんが寝ていた大きな
ベットに寝転ぶ。
今日、僕は生まれてはじめて
家出をした。
外の世界に出て、怖い思いをした。
そして、涼太さんに出会った。
運命ってこういうことをいうのかな?
神様が僕と涼太さんはをめぐり合わせた
僕と涼太さんが出会ったのには……
意味があるのかな…?

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