「試験時間は___」
はっきりとした試験監督者の声すら、朧げに聞こえるほど僕は緊張していた。
今日は、とうとう試験の日。今までの勉強の成果が試される。 僕の憧れのあの学校に、入ることは出来るのだろうか?
「頑張れ」
小さい頃の僕は、その言葉の意味があやふやだった。
「諦めるなよ」
諦めたい時に言われて、カッとした言葉。 今は、その言葉通り諦めてはいけない。
「応援してるよ」
その言葉に、僕は何回励まされただろうか?
「それでは、試験を始めます」
僕は、ここで皆に見せつけるのだ。
一番頑張って、諦めないで、応援に応えられたのは___
僕なんだと。
コメント
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すげぇ
すごい……←語彙力消滅