そっと置かれるティーカップ
談笑の声
色とりどりの菓子
周りにいる沢山の天使
主様
主様
1歩、足を出す
天使とのお茶会が始まるんだ
⚠️知能天使、ルカスさんとの夢描写があります、ご注意ください⚠️ ⚠️ネタバレを含む内容のため、あくねこ本編エピソード2を全部読んでから見ることをおすすめします⚠️ (ここ重要) ちなみに前編後編で分けるつもりです
遡ること数ヶ月前
デビルズパレス
主様
ムー
今日もいつものようにリビングでまったりしているとムーからそう話しかけられる
綺麗な天使の羽が印刷されている封筒に、どこか不安な気持ちになる
主様
ムー
主様
封筒をゆっくり回転させてみたが相手野名は書かれていない、ただ私の名前が書いてあるのみだ
季節の押し花が添えられているシーリングをそっと開き、中を見る
主様
手紙は2枚入っていたようで、その中の1枚がハラリと床に落ちてしまった
拾いあげようと紙を見る
天使のお茶会
いつもよく頑張っているデビルズパレスの主へ
私達天使からご褒美にお茶会に招待します
来てください˚ʚ✞ɞ˚˙
場所は中央の国の……
………
なんだ、これは
天使のお茶会?
ムー
主様
私は動揺しているのを誤魔化すように手紙を拾い上げサッとしまう
"私は何も見ていない"
そう誤魔化すように
主様
しかし、まぁ…これぞ人間という事か
印象的なことは忘れられないようで、今私もそれを体験している
主様
ベットの上でもらった手紙をぼーっと眺めながら考える
何故天使は私をお茶会に誘ったのだろうか
私がそう言われてほいほい着いていく人間だと思っているのだろうか、否、それは違う
きっと何か理由があるに違いない
主様
多分行ったら逃げられないだろうけど、その代わりこの世界のことが少し知れるかもしれない
あわよくば、天使の真実まで…
って、なにを考えているのだ…私は探偵でもスパイでもなんでもない
今幸せならそれでいい
そんなことを考えて私は眠りについた
お茶会当日
主様
憂鬱な気分で目が覚める
今日がお茶会の日だと思うとため息が出てしまう
まぁ結局の所私は行くことにした
さすがに執事全員に無断で行くのは執事達もかなり心配だろうし、と思い ある執事に打ち明けてある
ルカス
主様
そう後ろから覗き込むようにして私を見てくるのはそう、三階のお色気たんと……コホン。 ルカスだ
ダメ元で話して、「他の人に喋らないで」とお願いしたら意外とあっさり承諾してくれた
主様
主様
ルカス
そう眉を下げ話し始める
ルカス
ルカス
主様
そう視線を逸らすとそれを追うように少し首を傾けた後、クスリと笑う
ルカス
主様
ルカス
さすがと言うべきだろうか、そろそろお茶会に行きたいのに中々それを言う隙を与えてくれない
主様
ルカス
主様
主様
主様
ゆっくりと玄関の扉を開けてくれる
ルカス
ルカス
そう、いつもの笑顔で見送ってくれた
ルカス
ルカス
中央の大地 〜???〜
もうどれだけ歩いただろう
え、馬車を使えばいい…?それは却下だ、知られてしまう
主様
思い足を動かしながら開けた所に出る
もう天気は夕方で、カラスが鳴き声をあげている
主様
思わず立ち尽くしてしまう
そこだけ現実じゃないみたいな…違う世界へ来たみたいだ
大地がまあるく円状に開いており、辺りが眩しい
????
主様
空からゆっくりと降りてくる存在に思わず見とれてしまう
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
そう軽く手を振り笑顔を見せる
確か名前は…
主様
そう明らかに嫌悪しているような表情を見せると面白そうに自分を見る
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
主様
知能天使もよく見たら美麗だな…なんて考えていると思い出したように手を叩く
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
そう完全に降りてきて私の手を引っ張る
主様
消される!と警戒したが彼の手の感触が伝わってくる…消されてない?
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
そうふわりと微笑まれる笑みに一瞬ドキッとしてしまう
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
主様
急に乙女ゲーなセリフを言い始める彼に動揺してしまう
一体何をしたいのだろう、そう疑問が生まれる
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
主様
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
主様
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
そうスプーンを指先でつぅ…となぞりながら話す
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
主様
先程から所々見える眩しい光、それが天使だということはなんとなく分かっていた
入ってきた入口も塞がれていて、完全に天使に包囲されている状態だ
ケルビム𓂃 𓈒𓏸໒꒱
そう彼はゆっくり笑った
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