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見て下さりありがとうございます
この話は天使のお茶会 中編です
天使のお茶会(前回を参照)に行っている主様をぼーっと待つルカスさんの話です
前回よりほのぼの?してません!!!
それでは行ってらっしゃいませ
デビルズパレス 玄関
主様
ルカス
キィ…
バタン
ルカス
行ってしまった
心の中に淡い喪失感が残る
ルカス
なんて独り言を呟いてみたりするが、それはただの建前に過ぎない
むしろこういう時こそ酒を飲んで暇を潰したいくらいだ
ルカス
まぁこんな真昼間からワインなんか飲んでいたら怒られるか…
そう軽くため息をつき、私は机に座り日記をまとめ始めた
可愛い猫のイラストがついた日記帳、私が前持っていた古い物を気にしてくれていたのだろうか
主様が直々にプレゼントしてくれた
そっとした手つきで日記帳を開き、書き込む
昨日の主様の事、面白かったこと、体調
1度筆を走らせてしまえばあとは乗ったものがちだ
ルカス
書いた日記をもう一度読み直していると、ふと背後から誰かに話しかけれた
テディ
テディ
そう手をブンブンと振りこっちにやってくるのは別邸の執事、テディ…ブラウンだ
転ばないよう小走りで向かってくる姿は子犬を想像させる
テディ
ルカス
テディ
そう彼がにこりと微笑む
テディ
ルカス
テディ
そう不思議そうに首を傾げる彼に少し冷や汗をかく
純粋な子の純粋な質問というのは何故こんなに焦るのだろうか
少し考えるフリをして目線をそらす
ルカス
ルカス
ルカス
嘘を言う時は半分真実を加えるとより効果がある
そう微笑むと彼は納得した様子で頷いた
テディ
ルカス
テディ
ルカス
テディ
ユーハン
テディ
ユーハンくんに呼ばれたようで彼は自分の元を離れていく
それと同時にため息をついた、なんとか誤魔化せてよかった…
それと同時に不安を覚える、主様はいつ帰ってくるのだろう
お茶会…こんな分かりやすく誘い出して主様を消すとは思えない
知能天使は何を…したいのだろうか
ルカス
そう頬ずえをつきため息をつく
そうしてしばらく窓の景色を眺めていた
外ではアモンくんが花に水やりをしている
あぁ、そういえば今の季節は紫陽花がとても綺麗に咲く季節らしい
ルカス
そう思いながら欠伸をする
………ん?
ふと外を見るとキラキラと輝く流れ星が落ちている
昼に流れ星なんて珍し………
いや
ルカス
ルカス
ルカス
あぁ…
やってしまった